本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メド112.74円

下値メドは110.28

今朝の天気マークは「晴れ」

天気の判定基準くわしくはコチラ

 

毎ヨミ!FXトップニュース(7月31日)

31日のドル/円の終値は111.84円

 前営業日に比べ0.79円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。

  • USD:米中が関税問題再交渉に向けて準備か
  • USD:北朝鮮が新たなICBM(大陸間弾道ミサイル)を製造中との報道
  • JPY:日米2国間貿易交渉を8月9日ワシントンDCで開催予定
  • EUR:ドイツ政府が中国による独企業買収防止に動く
  • CAD:NAFTA(北米自由貿易協定)交渉決裂か
  • TRL:トルコ中央銀行、2018年インフレ見通しを8.4%から13.4%に引き上げ

主要指標終値

※高値、安値は終値ベース

 

本日の注目通貨

ドル/円:金利引き締めじゃない、のりしろを広げただけ

 日銀は火曜日の金融政策決定会合において金融政策の修正を決定しました。会合前から思惑で乱高下していたドル/円は発表後に110.73円まで下げる局面もありましたが、結局円安に向かい、111円台にのせるとNY時間には111.96円まで上伸。好調な米指標も円安を支えました(チャート1)。

 日銀はYCC(イールドカーブコントロール、長短金利操作)政策で、長期金利(10年物国債金利)について、0%を中心に上下にある程度幅を持たせるよう見直し。また政策金利のファワードガイダンスも導入しました。

 今回の変更は、金融政策に柔軟性を持たせるということで、引き締めではありませんでした。発表直後は、日銀が政策変更との速報で、「日銀のタカ派シフト」だと円が買われましたが、実際は緩和政策になんら変わりはないということで、すぐ円売りに切り替わりました。先週0.112%まで上昇していた10年物円金利は0.05%程度まで急落しています。

 日銀の「QQEウィズYCC(量的質的緩和と長短金利操作)」によって、日本の国債市場の機能が破壊されているとの懸念が強まっていたため、今回の政策変更は市場機能の回復が主目的だったといえます。一方で、日銀が「ステルス(隠密)緩和縮小」をやりやすくなったという意見もあります。

 今夜は(日本時間明日早朝)はFOMC(米連邦公開市場委員会)が政策金利を発表します。利上げなし、声明文も前回とほぼ変わらないとの見方が有力です。パウエルFRB議長の「米国の経済成長はかなり強い」という見通しを脅かすような兆候は見られず、FRB(米連邦準備制度理事会)の段階的利上げ計画にも変更はないでしょう。

・上値レベル:112.74円、113.15円

・下値レベル:110.60円、110.28円

 

ユーロ/円:ECB利上げに支援材料

 ユーロ/円は、ドル/円に連れて131.14円まで上昇。7月20日以来の131円を回復しました。しかしその後はユーロ/ドルが失速したため、130円台半ば近くに下落。(チャート2)

 本日は重要な景気指数であるドイツや欧州のPMI(購買担当者景気指数、改定値)が発表がされます。ユーロ圏のPMIは高い水準で安定。景気見通しは明るさを保ち貿易戦争の不安を感じさせません。利上げに進むECB(欧州中央銀行)にとっては頼もしい支援材料となります。火曜日に発表された7月消費者物価指数も予想を上回りましたが、また月末ということでマーケットの反応は限定的でした。

・上値レベル:131.15円、132.00円

・下値レベル:129.10円、128.40円

 

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!

1日:FOMC、欧州PMI、英PMI、ADP雇用データなど

経済指標過去データはこちらをチェック!

天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。