本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(5月10日)
10日のドル/円の終値は109.39円
ドル/円は一時110円台をつけましたが、滞在時間はごく短く、NY時間には再び109円台前半まで押し戻されてしまいました。ドル/円は、前営業日に比べ0.33円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。
- ドル:米朝首脳会談、6月12日シンガポールで開催
- ドル:米4月消費者物価指数 前月比+0.2%、予想下回る。前年比+2.5%、予想変わらず
- ポンド:BOE(英中央銀行)、政策金利を0.50%に据え置き
- ポンド:英国の成長率とインフレ率を下方修正 = BOEインフレポート
- 人民元:中国4月消費者物価指数 前年比+1.8%、予想下回る
- 発言:フィッシャー前FRB(米連邦準備制度理事会)副議長「米国のイラン核合意離脱は、中東の核兵器開発競争を激化させる」「米国のイラン核合意離脱で、米欧の関係が悪化」「過去の貿易戦争は経済的に大きなマイナスの結果に終わった」
- 相場予想:現在のドル高は3カ月以内に終了= 大手通信社が世界のエコノミストを対象にしたアンケート
- 原油:米国のイラン制裁は石油供給のバランスに影響を及ぼす = 格付け会社フィッチ
- 原油:イランがイスラエルを砲撃
- NY株:2万4,739.53ドル(+196.99ドル)
- ドル円1カ月インプライドボラティリティ: 6.70% (▲0.05%)
- 原油先物:71.36ドル(+0.22ドル)続伸
- 米長期金利:10年債利回り2.962%(▲0.042%)
- 金先物:1,322.30ドル(+0.22ドル)
本日の注目通貨
ドル/円:110円台の空気は薄い。今月2度目のチャレンジも失敗
この日ドル/円は、東京時間は引き続き買いが優勢で、午前中のうちに昨日の高値を更新すると、夕方には110.01円まで上昇。しかし、110円台は依然重く、押し戻されると、NY時間には米4月消費者物価指数が予想より弱かったことをきっかけに109.31円まで下落しました。終値は109.39円。
ポンド:BOEはいつ利上げできるのか?
BOEはこの日の会合で、政策金利を現行の0.5%に据え置くことを決定。ポンド/ドルは、1.35ドル台後半から急落すると1.35ドルも下抜け1.3460ドルまで下落、1月につけた年初来安値の1.3458ドルに迫りました。ポンド/円も149円から147.48円まで大きく値下がり。(チャート2、3)
BOEが今回利上げを見送ったのは、弱い経済指標が続いたことが理由ですが、カーニー総裁は、第1四半期の英経済の減速は一時的であると述べ、年内中の利上げの可能性も排除しませんでした。
しかし、BOEが公表した四半期インフレレポートにおいて、成長率とインフレ率が下方修正されるなかで、カーニー総裁の発言を言葉通り受け取るマーケット参加者は少ないようです。
本日の注目イベント
11日:カナダ失業率、ドラギ総裁、ミシガン大学消費者態度指数
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。