本日のレンジ予測

[今日のドル/円]

上値メドは107.98

下値メドは106.40

今朝の天気マークは「雨」

天気の判定基準くわしくはコチラ

 

毎ヨミ!FXトップニュース(4月6日)

6日のドル/円の終値は106.95円。

 前営業日に比べ0.43円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。

  • ドル:トランプ米大統領、中国に対し1,000億ドルの追加関税を検討
  • ドル:中国商務省「米国の追加関税に強く反撃する用意」
  • ドル:ムニューシン米財務長官「中国と本格的な貿易戦争のリスク」
  • ドル:トランプ大統領、次は輸入車だけを対象に環境規制の強化を検討か。
  • ドル:パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長「緩やかな利上げを続ける」
  • ドル:米3月雇用統計、非農業部門雇用者数が市場予想を下回る。平均労働賃金は予想を上回る
  • ユーロ:クーレECB(欧州中央銀行)理事「ユーロ圏は、貿易戦争の影響少ない」
  • カナダドル:カナダ3月就業者数、予想上回る
  • NY株:2万3,932.76ドル(▲572.46ドル)一時700ドル超安
  • 原油先物:62.06ドル(▲1.48ドル)
  • 米長期金利:10年物利回り2.774%(▲0.059%)
  • 金先物:1,336.1ドル(+7.60ドル) 
 

本日の注目通貨

ドル/円:貿易戦争拡大懸念で下落。米雇用統計はドルを支えられず

 米国と中国が4日、互いに500億ドル相当の追加関税を発表。痛み分けで貿易戦争はいったん終息に向かうかに思えました。ところが、トランプ米大統領が6日、さらに1,000億ドルの追加関税の検討を明らかにしたことで、再び問題がエスカレートするリスクが高まっています。

 なぜトランプ大統領が黙っていられなかったかというと、中国の報復関税がトランプ大統領を支持する地域の工業製品や農作物を狙い撃ちにしたことにブチ切れたからといわれています。

 ムニューシン米財務長官は、本格的な貿易戦争に突入するリスクがあると警告して、話し合いによる回避を模索しようとしていますが、中国は、清明節で休日であるにもかかわらず、「米国に反撃の用意がある」との公式声明をわざわざ発表したことからも、問題の深刻化を心配する声が高まっています。

 ドル/円は、1,000億ドル追加関税のニュースが出て東京時間に一瞬107円を一瞬割った後、この日発表の米雇用統計までに徐々に戻して高値107.46円をつけました。3月の雇用統計は、非農業部門雇用者数の増加が大きく鈍化して10.3万人にとどまる一方、平均労働賃金は0.3%と予想を上回りました。強弱入り混じる結果はドルを買い上げるほどのインパクトはなく、ドル/円はその後下落(チャート1)。

 NY株式市場は、貿易戦争の懸念が広がるなかで、パウエルFRB議長の「利上げを継続する」発言がマイナス材料にされ、ダウ平均株価は一時700ドルを超える大幅下落。ドル/円は107円を下抜け106.77円まで下落しました。

 ただ、レンジとしては5日(木)とほぼ同じで、追加関税や雇用統計があったにもかかわらず方向感はでませんでした。米中ガチンコバトルが再開して、今週は上下いずれかに抜けて動いていくことになるでしょう。

 今週の上値メド(レジスタンス)は、108.53。下値メド(サポート)は104.86。ピボットは106.70(チャート1)。

 

ユーロ/ドル:今週の予想レンジ 1.2150~1.2410ドル

今週の上値メド(レジスタンス)は、1.2345、1.2410。下値メド(サポート)は1.2216、1.2150。ピボットは1.2280(チャート2)。

 

ユーロ/円:今週の予想レンジ 129.34~132.61円

今週の上値メド(レジスタンス)は、131.97、132.61。下値メド(サポート)は130.34、129.34。ピボットは130.98(チャート3)。

豪ドル/円:今週の予想レンジ 80.04~83.67円

今週の上値メド(レジスタンス)は、82.88、83.67。下値メド(サポート)は81.06、80.04。ピボットは81.85(チャート4)。

 

天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「曇り」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「曇り」80日でした。