とうもろこし関連国☆コモディティクイズ 回答と解説

問1:生産国の正解は…

上位3カ国(シェア)は、
1位 アメリカ(35.8%)
2位 中国(20.4%)
3位 ブラジル(9.2%)です。

適度な緯度、耕作地として使える土地が広い国が上位にランクインしています。

出所:USDAのデータをもとに筆者作成

 

問2:輸出国の正解は…

上位3カ国は
1位 アメリカ(39.2%)
2位 アルゼンチン(16.2%)
3位 ウクライナ(15.1%)です。

輸出は「他国の消費を支える」意味があります。これらの輸出国が、消費量に比べて生産量が少ない国の消費を支えていると言えます。

出所:USDAのデータをもとに筆者作成

 

問3:輸入国の正解は…

上位3カ国は、
1位 EU(10.8%)
2位 日本(10.7%)
3位 メキシコ(10.3%)です。

輸入は 「自国の消費を他国からの輸入によって満たす」意味があります。これらの輸入国において、生産量が少ない日本は家畜のえさとして使うとうもろこしの大半をアメリカから輸入しています。また、メキシコは、生産量は比較的多いのですが、NAFTA(北米自由協定)締結後、アメリカからの輸入量が増加しています。

出所:USDAのデータをもとに筆者作成

 

問4:消費国の正解は…

上位3か国は、
1位 アメリカ(29.7%)
2位 中国(21.9%)
3位 EU欧州連合(7.0%)です。

圧倒的にアメリカが多いのは、とうもろこしの主な用途である「家畜のえさ」で多くの量が消費されること以外に、ガソリンに混合するエタノールの原料にもなっているためです。
 

出所:USDAのデータをもとに筆者作成


いかがでしたでしょうか?
余裕がある人は、4位以下の国も覚えてみてください。

とうもろこし価格に直接的な影響をあたえるこれらの国の状況を把握しておくことは、例えば配合飼料メーカーなどのとうもろこしに関連した企業の株価を見通す上でも、重要だと思います。


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