家計管理で押さえる数字は、3つだけでいいんです!
前述の①稼ぐ金額を、自由に増やせるという方は少ないため、みなさんの心がけでコントロールしやすいのは、②いくら使っているのか③いくらコンスタントに貯められるのか、の2項目です。これらを把握するために、家計管理が必要になってきます。
- 1年間にいくらのお金が家計に入ってきているか(手取り年収)
- 1年間に全部でいくら使っているか(支出)
- 1年間に(運用益含めて)いくら貯められたか(貯蓄)
これが、みなさんがライフプランや運用プランをつくる上で、一番大切な数字です。
3つの数字は、実は年に1回、ちょっとした作業をするだけで把握することができます。
- 手取り収入の把握⇒通帳に記帳された入金(給与・手当等)を全部合計する
- いくら貯められたか⇒1年前の残高(預貯金・証券口座・貯蓄性保険の積立額など)との差額を出す
- いくら使ったか⇒手取り収入から年間貯蓄額を差し引くと算出できます
(例)「うちは手取りで500万円入ってきて、そのうち420万円使っていて、去年貯蓄できたのは約80万円です」
これくらいの精度で充分ですので、今3つの数字の検討がさっぱりつかない、という方は、上記の作業をして3つの数字をだしてみることから始めましょう。そこから、「毎年、無理なく運用に拠出できる金額」=「待てるお金」を割り出して運用に回すことが、意外と大切な運用成功のための要素になります。このコラムを読んで、すぐに家計の3つの数字を答えられなかった方は、ちょっと時間を取って、家計管理をして見て頂ければ幸いです。