facebook twitter
船舶の『環境規制』強化の影響は?
三井住友アセットマネジメント
今日のマーケット・キーワード
中国・アジアをはじめとする、世界各国のマーケット情報を掲載しています(投資信託・投資顧問の三井住友アセットマネジメント提供)。

船舶の『環境規制』強化の影響は?

2017/12/1
・「船舶バラスト水規制管理条約」が発効
・『環境規制』は老齢船の廃棄を促す
・『環境規制』は更に強化される方向
facebook twitter メールで送る 印刷

<今日のキーワード>

 船舶の『環境規制』が強化される方向にあります。「船舶バラスト水規制管理条約」が今年9月8日に発効しました。また2020年には船舶が排出するガスに含まれる硫黄分の規制も強化されます。こうした『環境規制』強化は、コスト増要因となる一方、新たなビジネスチャンスをもたらします。ここでは関連する海運、造船業界などへの影響などをみていきたいと思います。

 

【ポイント1】「船舶バラスト水規制管理条約」が発効

目的は生態系の破壊の防止

■「船舶バラスト水規制管理条約」は2004年に国際海事機関により採択され、昨年9月8日に発効要件を満たしたため、今年9月8日に発効しました(既存船については最終対応期限は条約発効後7年以内)。
■バラスト水とは、船舶の船底に積む重しとして用いられる水です。船舶が空荷で出港する時、海水などが積み込まれ、貨物を搭載すると排出されます。バラスト水に含まれる生物が本来の生息地でない場所で排出されることによる生態系の破壊を防止することが目的です。

 

【ポイント2】『環境規制』は老齢船の廃棄を促す

市況の回復や受注増要因に

 

■海運業界は、鉄鉱石などを運搬する不定期船の運賃指数であるバルチック海運指数が高値から一時90%以上下落するなど、船腹過剰が問題となっています。『環境規制』強化は、バラスト水処理装置の設置や排ガスの硫黄分規制強化への対応など一時的には費用増となります。一方で費用が回収できない老齢船のスクラップが進み船腹過剰の解消要因となり、中長期的には海運各社の業績改善要因になるとみられます。
■造船業界は、世界的な造船不況から深刻な受注の減少と低船価に悩まされてきました。今回の『環境規制』強化により、バラスト水浄化装置を搭載する工事の受注拡大に加えて、中長期的には、船舶のスクラップが進み、受注船価の回復や新造船の受注が増加することが期待されています。

 

【今後の展開】『環境規制』は更に強化される方向

■『環境規制』は今後更に強化される方向にあり、中長期的に運賃や船価の市況改善を促していくとみられます。国内の造船企業は、受注低迷に加えて韓国、中国企業に比べると事業規模が小さく、企業再編機運が高まっていました。今後の『環境規制』に伴う受注回復予測に楽観せず再編が進み、企業収益や競争力改善につながっていくことが期待されます。

【この記事に対するアンケート回答はこちらから】

トウシルのオススメ記事

▲トウシルトップページへ

 

投資の失敗
老後破綻
はじめよう株主優待
桐谷広人

 

このレポートについてご意見・ご感想をお聞かせください船舶の『環境規制』強化の影響は?

本コンテンツは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。銘柄の選択、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツの情報は、弊社が信頼できると判断した情報源から入手したものですが、その情報源の確実性を保証したものではありません。本コンテンツの記載内容に関するご質問・ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。

記事についてのアンケート回答確認

船舶の『環境規制』強化の影響は?

今回のレポートはいかがでしたか?
コメント
はじめての下落相場と損
 
インベスターZ
 
投資の失敗
老後破綻
 
ふるさと納税
 
山崎元
イデコ
 
動画でわかる
 
インタビュー
メールマガジン

直近1日の記事を配信します

配信:平日毎営業日配信
祝日・GW・夏季/冬季休暇 を除く

公式SNS

タイムリーな情報を
ゲットできます

配信:記事配信時 随時
facebookおよびTwitterには一部配信しない記事もあります

TOP
×
トウシル メールマガジン および SNSについて
メールマガジン 申込み

トウシルメールマガジンではレポートやコンテンツ等、直近1日の記事をお知らせします。
本メールは配信希望のお客様に平日毎日お届けしております。
リアルタイムでの情報取得は、公式SNS(facebook、twitter)もあわせてご利用ください。

  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。
メールマガジン サンプル
メールマガジンサンプル
  • 「メールマガジン 選択/受付」画面から購読を選択できます。
  • 楽天証券のメルマガをすでに配信希望にされている方は、
    初期設定としては購読申し込みとなっている場合があります。
  • メールマガジン購読申し込みには、楽天証券会員登録(口座開設)が必要となります。
Gmailサービスをご利用の方へ
メールマガジンを受信時正しく表示されないことがございます。あらかじめご了承ください。