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日経平均2万3,000円にそびえる「売りの壁」。円高懸念で・・・
窪田 真之
3分でわかる!今日の投資戦略〔平日毎朝8時掲載〕
楽天証券経済研究所の窪田真之と香川 睦が、日本株市場の分析と投資戦略をレポートします。 ともに元ファンドマネージャーであり、国内外のマーケット動向に精通。運用者、分析者としての幅…

日経平均2万3,000円にそびえる「売りの壁」。円高懸念で・・・

2017/11/27
・日経平均のスピード調整が続く
・円高進行が新たな不安材料に
・さらなる円高は進むか?
・先々週の外国人は一旦、売り越しに転換
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日経平均のスピード調整が続く

 先週の日経平均は、1週間で154円上がり、2万2,550円となりました。ただし、2万3,000円が近づくと売りが増え、上値の重さを感じさせる展開でした。

日経平均日足:2017年8月1日~11月24日

出所:楽天証券経済研究所

 

 日経平均が一時2万3,000円を超えた11月9日は、上昇ピッチの速さに警戒感が広がり、売りが増えて、急落しました。ところが、一時2万2,000円を割れ、25日移動平均線に接した11月16日以降は、押し目買いが増え、反発しました。

 しばらく日経平均は、2万2,000~2万3,000円の間で、日柄調整が必要と考えます。今週は、2万2,000~2万3,000円のレンジでボックス圏と予想します。日経平均が2万3,000円に近づくと売りが増え、2万2,000円が下回ると買いが増える展開と考えています。

 

円高進行が新たな不安材料に

 先週は、1ドル111円に迫りました。じりじり進む円高が日本株の上値を抑える要因となりました。

米長期金利(10年国債利回り)とドル円為替レート:2017年8月1日~11月24日

出所:楽天証券経済研究所

 最近、ドル/円は、米長期金利に連動して動いています。米国の利上げに打ち止め感が出た8月には、米長期金利が下がり、ドル安(円高)が進みました。ただし、その後、米国の景気指標が持ち直し、12月の米利上げがほぼ確実と見なされるようになったことから、9~10月は、米長期金利が上昇し、ドル高(円安)が進みました。

 ところが、11月に入り、再び、米長期金利が下がり、ドル/円も円高に向かっています。米国のインフレ率が伸び悩んでいることから、利上げのピッチが鈍るとの見方が出ています。11月22日には、11月のFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録が公開されましたが、インフレ率が上昇しにくくなっているとの認識が示されていたことから、1ドル=111円に迫る円高が進む要因となりました。

 

さらなる円高は進むか?

 米国のインフレ率が伸び悩んでいることから、来年以降の米利上げピッチは鈍くなると考えられます。ただし、12月の再利上げは、現時点で、ほぼ確実と見られています。12月に利上げを控えている中で、一段と円高が進む可能性は低いと考えています。

 市場予想通り、12月12~13日のFOMCで利上げが実施されるならば、1ドル113円辺りへ円安が進む可能性があるでしょう。

 そのタイミングで、日経平均のスピード調整が完了していれば、年内、もう一度、上値トライする可能性もありえます。

 ただし、12月に、市場予想通り、米利上げがあるかどうかは、波乱材料として見ておく必要があります。可能性は低いと思いますが、万一、利上げが行われないと、円高が進んで、日経平均の調整が長引く可能性があります。

 

先々週の外国人はいったん、売り越しに転換

 日本株を動かしている外国人ですが、先々週(11月13~17日)は、売り越しとなりました。ただし、ここから外国人がどんどん売ってくるとは考えていません。先週の統計はまだ出ていませんが、外国人は売り買いともあまり積極的に動いていない可能性があります。今後の外国人の売買動向をしっかり見ていく必要があります。

外国人投資家による株式現物・先物売買動向、および日経平均の変動幅:2017年9月4日~11月17日

出所:東証データより楽天証券経済研究所
注:上の表の外国人売買で、プラスは買い越し、▲は売り越しを示す。先物売買は、日経平均先物のみ集計

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桐谷広人
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