豪ドルネットロングは前週比3割増
IMMポジション推移
ユーロ:動きなし
ユーロのネット・ショートポジションは、前週比3.4%減少して-63,811枚になりました。
ユーロは、FOMCが利上げ見送りを決めたことで1.13台まで上昇した後の調整で、1.11台まで反落しました。ただし、この週はイースター休暇を挟んでいることもあって、枚数に大きな変化はありませんでした。
豪ドル:前週比3割増加
豪ドルのネット・ロングポジションは前週比30.1%増加して+23,466枚になりました。
豪ドルに対する需要は強く、2週連続の増加となりました。
ポンド:ショート増える。ブリグジットの高まり示す。
ポンドのネット・ショート枚数は、前週比6.1%増加して、40,028枚になりました。ショート枚数の拡大は、ブリグジット、英国のEU離脱のリスクが再び高まっていることを意味しています。
EU離脱派が再び勢いを増しているのは、ブリュッセルのテロ事件がきっかけでした。昨年のパリに続いて再びヨーロッパでテロが発生したことで、「(EU間を自由に通行できる)シェンゲン協定がテロリストの拡散を容易にしている。」、「英国が自ら国境を厳しく管理するならば、英国内のテロは防止できる。」との考えが英国内で支持を集めているためです。
本日のピボット分析
4月7日ピボット表
ピボットとは、前日の値動きをもとに、今日のサポートやレジスタンスを計算するテクニカル指標です。海外では多くのトレーダーがデイトレードのエントリーやエグジットレベルとして活用しています。