新NISA口座で投資して非課税で超・高額配当を受け取りたい3月優待株
純粋に高配当を追求すると、ランキング5番手の日本製鉄のように、優待内容がそれほど魅力的ではないものが多くなります。
ただし、新NISAの成長投資枠を使って投資した場合、非課税の恩恵を受けるのは、もともと税金が一銭もかからない優待ではなく、高額な株主配当金や株価の値上がり益です。
その観点から3月優待株の中で単純に配当利回りが高く、業績安定・財務優秀な銘柄を楽天証券の「スーパースクリーナー」と「株主優待検索」を駆使して選びました。
新NISA口座の非課税投資の対象としてふさわしい高配当株の候補として考えてみるのもいいでしょう。
優待はおまけ!配当利回り4%超の高配当3月優待株
銘柄名 | 購入金額 (100株) |
配当利回り (2024年3月期の予想値) |
優待内容 |
---|---|---|---|
SANKYO(6417) | 88万 8,800円 ※株主優待は 500株から |
4.50% | 自己資本比率が80%を超える超優良財務のパチンコ機メーカー。パチンコ玉やメダルレスでゲーム性が広がったスマート遊技機の大ヒットで業績絶好調。2022年1月始値から約2年2カ月で株価が3倍近く 急騰中にもかかわらず、今期の株主配当が前期比2倍以上に増配予定のため、4.5%以上の高配当利回りを維持。3月・9月末に500株(投資金額約88万8,000円)以上で群馬県高崎市にある「吉井カントリークラブ」割引券1枚贈呈 |
大和証券リビング投資法人(8986) | 10万 1,500円 |
4.46% | 大和証券がスポンサーの賃貸住宅・ヘルスケア施設を保有するJ-REIT(ジェイ・リート:国内の不動産投資信託)。投資口価格は安定的に右肩上がりで推移し、2024年3月期、9月期の予想分配金 は1口当たり2,300円。3月・9月末に1口以上保有の投資主に、保有する高齢者向け有料老人ホームなどの入居一時金割引や体験入居無料の優待を実施 |
長谷工コーポレーション(1808) | 19万 2,000円 |
4.17% | マンション建設で国内首位。今期2024年3月期は資材費・人件費高騰で小幅減益も、来期は完工案件増加で微増益の見込み。株主配当はここ数年1株80円で変わらないものの、配当利回りは4%を超え、株価も緩やかな上昇トレンド継続。3月末に100株以上保有で長谷工リフォームの室内リフォーム工事代金3%割引などの優待を実施。3月・9月末に同社子会社が販売する「たなかみ米」などの25%割引特典もある |
JFEHD(5411) | 24万 800円 |
4.15% | 鉄鋼会社国内2位で自動車向けに強い。今期2024年3月期は海外需要低迷を価格転嫁と高付加価値品目の増加でしのぎ、増収増益維持。前期比20円増配の1株当たり100円の株主配当を予定しており、最大手の日本製鉄以上に業績は好調。3月末に100株保有で千葉地区のJFEスチール工場など全国各地の工場見学参加優待を実施。PBR0.6倍台の割安株のため、今後も積極的な株主還元策の導入に期待が持てる |
ダイキョーニシカワ(4246) | 7万 3,900円 |
4.06% | マツダやダイハツ向けに内装品やバンパーなど樹脂製品を製造する自動車部品メーカー。今期2024年3月期は世界的な自動車生産の復活と価格転嫁で大幅増益予想。株主配当はここ数年、1株当たり30円で据え置かれているものの、株価低迷もあって配当利回り4%超。3月末に100株以上保有でクオカード500円分。継続保有期間3年以上で1,000円分に増額。PBR0.6倍台と株価は非常に割安 |
※最低購入金額は2024年2月22日の終値で計算。 |