「1,000円」でできる金投資の例:「純金積立」、ポイントで購入できる「投資信託」など

「1,000円」でできる金投資の代表例を紹介します。

図:「1,000円」でできる金投資の例
※金鉱株(外国株)は 2021年6月17日の終値とドル/円(110円)で計算

出所:筆者作成

「純金積立」は、楽天証券では1,000円からできます。毎月定額を積み立てる「定額積立」を1,000円から設定できますし、相場の動向を見てその都度購入する「スポット取引」も可能で、この「スポット取引」も1,000円からできます。

 純金積立は、難解な専門用語(カタカナやアルファベットの単語)が比較的少なく、取引画面がシンプルで、初心者の方でも親しみやすい投資手法と言えます。

「投資信託」は、楽天証券では100円から購入できます。「積立」も「スポット購入」も可能です。また、楽天ポイントを利用したり、クレジットカードで決済したりすることもできます。

 楽天市場でモノを購入するような感覚で購入できるため、比較的気軽に始めることができます。(もちろん、投資であるためリスクを伴います)。また、表中の「ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)」は、楽天証券のiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)口座で積み立てることができます。

「純金積立」と「投資信託」の共通点は、「積立投資」ができる点です。人生の一大長期プロジェクトとも言える資産形成を進めるためには、「積立投資」が欠かせないでしょう。積立投資の考え方は「アドラー心理学に学ぶ、純金積立で成功するための秘訣[2] 」で述べていますので、興味がある方はご参照ください。

 表最下部のゴールド・フィールズ(GFI)は、「金鉱株」(外国株)です。6月17日の終値は9ドル強でした。金の鉱山を保有したり金を採掘する権利を保有したりする「金鉱株」の一つです。

 採掘コストが変わらない場合、金価格の上昇(下落)は採掘した金を売却する際の単価上昇(下落)になるため、金価格とこれらの企業の株価は連動する場合があります。特に、ドルで取引される金価格と外国株に分類される金鉱株で、連動する傾向がみられます。

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