手のサインで株を取引していたの!?

おねいさん:ここの歴史を見ましょう。昔はここにたくさんの人が集まって取引をしていたの。遠くの人には声が届かないから、手サインを使っていたの。それぞれの銘柄に決まった手サインがあって、伊藤忠ならこう(投げキッス)

そうくん:え、イトチュウが? どうして?

おねいさん:「チュウ(忠)」だからよ。

そうくん:あ…(照れている)
そうくん:これはトヨタ。手サインは、車のハンドルなんだって。かっこいいなー
おねいさん:昭和初期までは取引開始の合図に使われていました。今は「上場の鐘」と呼ばれ、上場セレモニーに使われたり、大納会・大発会でならします

そうくん:ぼくも鳴らしたい!!

ママ:そうくんが大人になったら、社長さんになってぜひ鳴らしてみてね
おねいさん:オープンプラットフォームと呼ばれるイベントなどに使われる広場では16面の大スクリーンがあり、市場ごとの売買高、売買代金などが表示されています。また市場の動きが分かる株価指数のTOPIX東証株価指数)や日経平均株価もリアルタイムで見ることができます