楽天証券分類平均リターンランキング

 続いて、投資対象市場や投資地域をさらに細かく分けて見てみましょう。

 楽天証券で取扱いがあり、かつ値動きの傾向を把握しやすい分類を厳選し、上位・下位5分類の騰落率をまとめた結果がこちらです。

注:2018年6月末時点

 

 過去3カ月間の騰落率で大きく上昇した分類は、

MLP-為替ヘッジ無し」、

原油関連-為替ヘッジ無し」、

北米REIT-為替ヘッジ無し」、

海外REIT(含む北米)-為替ヘッジ無し」、

米国株式-為替ヘッジ無し

 の5分類でした。

 目立った銘柄としては、

iFreeNEXT FANG+インデックス」が+22.68%、

米国エネルギーMLPオープン(毎月決算型)為替ヘッジなし」が+16.39%、

UBS原油先物ファンド」が+15.32%

 の上昇でした。

 一方、大きく下落した分類は、

ブラジル・中南米株式-為替ヘッジ無し」、

トルコ債券-為替ヘッジ無し」、

ブラジル債券-為替ヘッジ無し」、

「南アフリカ債券-為替ヘッジ無し」(取扱なし)、

インドネシア株式-為替ヘッジ無し

 の5分類でした。

 目立った銘柄としては、

ブラデスコ ブラジル株式オープン」が▲26.37%、

トルコ・ボンド・オープン(年1回決算型)」が▲18.01%、

ブラジル・ボンド・オープン(年2回決算型)」が▲14.57%

 の下落でした。

 足元の動きとしては、MLPや原油関連ファンドについては、やや高止まりの兆しが見られる一方で、国内リートや海外リートの回復が顕著です。また、依然として新興国市場の低迷が続いています。今後も米国金利の動向や米中貿易戦争の問題が市場の焦点となりそうです。