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先週のマーケットレビュー:円安止まらず。ドル円は114円目前まで。
荒地 潤
デイリー為替情報
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先週のマーケットレビュー:円安止まらず。ドル円は114円目前まで。

2016/11/28
週明けのドル円は、東京市場で5月31日以来となる111円台に上昇。その後、何度か110円台後半に押し戻されて、一時110.44円まで下げましたが、買い意欲も強く、NY時間には111.36円の高値をつけました。
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ドル円は、一時114円台に迫る。一週間で3円60銭の円安。

先週のドル円レンジ: 110.27円 - 113.90円

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21日(月):ドル円は、一時111円台へ。今年5月以来の円安水準。

週明けのドル円は、東京市場で5月31日以来となる111円台に上昇。その後、何度か110円台後半に押し戻されて、一時110.44円まで下げましたが、買い意欲も強く、NY時間には111.36円の高値をつけました。フイッシャー・FRB副議長が、財政政策に前向きな発言をしたことも買いを支えました。しかしNY市場の引け間際に、福島県の地震発生の報を受けて、再び110円台後半に下落。終値は110.771円(前日比-0.142円)でした。

ユーロドルは、1.05ドル台後半から1.0649ドルまで反発。欧州の投資家が最も懸念しているのは、経済問題よりも欧州の政治問題です。トランプ大統領の誕生をきっかけに欧州でポピュリズム政治が勢力を広げるなかで、メルケル独首相が首相候補に立候補を表明したことを市場は好意的に受け止めました。しかし、ユーロの将来に対する不安は強さを増す一方で、来月のイタリア国民投票、来年5月のフランスの大統領選挙が、EUが統合から分離へと転換するきっかけとなりかねない、ユーロの命運を左右する重要なイベントになると見られています。

またポンドは、1.23ドル前半から1.2511ドルまで急伸。メイ首相が、「ハード・ブレグジット回避のための方策を検討」との一部報道が伝わったことが理由になりました。
 

22日(火)ドル円は、111円で底固い。地震によるリスクオフは限定的。

22日のドル円は、早朝に発生した福島県沖の地震によるリスク回避の円買いで、東京市場で110円台後半からこの日の安値となる110.27円まで下落しました。ただ幸いにも地震による大きな被害はなく、ドル円も徐々に買い戻されて一時111円台を回復。その後110円台後半での取引が続きましたが、ダウ平均株価が19000ドルを突破して史上最高値をつけると再びドル買いが強まり、さらに米中古住宅販売の強い数字にも後押しされて、昨日の高値に並ぶ111.35円まで値を伸ばしました。終値は111.11円(前日比+0.346円)。ユーロ円も、この円安に連れて7月21日以来となる118.15円まで上昇。終値も5ヵ月ぶりに118円にのせています。
 

23日(水):ドル円は、113円台に迫る。8ヵ月ぶり円安水準。

23日はNY市場でドル買いが加速。ドル円は113円目前まで上昇しました。
この日は東京市場が休場で、参加者が少なかったことに加え高値警戒感もあって、欧州時間までは、110円台後半から111円台前半での取引がしばらく続きました。

しかしNY時間に発表された米10月耐久財受注が前月比+4.8%と、市場予想の+1.5%を大きく上回ったことを受けて、米金利が上昇。ドル買いが再開するとドル円は112円台にのせ、3月29日以来となる112.97円まで上昇しました。終値は112.536円(前日比+1.419円)。

またこの日公表されたFOMC議事録では、メンバーの大半が12月利上げを支持していることが確認されましたが、マーケットはすでに9割以上織り込んでいるため、反応は限定的でした。

ユーロ円は、円安に連れて6月24日以来の1118.98円まで上昇。ユーロドルは、ドル高の流れで、昨年12月3日以来の1.0525ドルまで下落しました。

ポンドは、ユーロドルに比べると堅調で、1.23ドルなかばでサポートされると、1.2468ドルまで反発。ポンド円は、7月22日以来の140.34円までポンド高・円安が進みました。注目されていたハモンド英財務相による「オータム・ステートメント」では成長見通しを下方修正する一方で、一部で予想されていた大幅な財政支出は見送られました。
 

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24日(木):ドル円は、円安止まらず。3日続伸、113円台。

この日もマーケットはドル買いが続き、ドル円は東京時間の朝の112.37円を安値として、欧州時間には3月28日以来となる113.53円まで上昇しました。その後は米国市場が休場で薄商いになりましたが、ドルの買い戻しや買い遅れの焦りが下値をしっかりサポートして、高値圏を維持。終値は3営業日続伸の113.329円(前日比+0.793円)でした。

クロス円も軒並み上昇。ユーロ円は119.76円、ポンド円は141.30円、豪ドル円は84.02円まで高値を更新しました。

ユーロドルは、1.0517ドルまで安値を更新しましたが、ドイツ連銀総裁のECBの債券買い入れの漸減的縮小を求めるとの発言で一時1.0585ドルまで反発しました。

また、急速なドル高は新興国にとってより深刻な状況となっていて、トルコ中銀は、自国通貨防衛のため予想外の利上げに踏み切りました。
 

25日(金)ドル円は、113.90円まで高値更新。その後は利益確定売りで下落。

25日のドル円は東京時間に113.90円まで上昇、3営業日連続で高値を更新しました。その後は失速して112.53円まで下げましたが、明確なドル売りというより週末前のポジション調整的な色合いで、再び113円台へ持ち直すと、米国市場が休場のため強い動意が出ないまま113円を挟んだ取引が続きました。終値は113.01円(前日比-0.31円)。

一方ユーロドルは、1.0538ドルを安値に1.0627ドルまで反発。しかしその後は伸び悩み、1.05ドル台に押し戻されて引けました。
 

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