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先週のマーケットレビュー:ドル円は、8営業日で10円以上の円安。
荒地 潤
デイリー為替情報
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先週のマーケットレビュー:ドル円は、8営業日で10円以上の円安。

2016/11/21
週明けのマーケットも広範なドル買いが継続しました。3期連続のプラス成長となった日本のGDPが日経平均を300円近く押し上げ、勢いを得た米ドル/円は、東京時間の106.73円を安値に、107円を通り抜けると、NY時間には108.54円まで
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FRB利上げペース加速で、ドル買いに。

先週のドル円レンジ: 106.73円 - 110.93円

112101

14日(月):ドル円は、108円台半ばへ続伸。トランプ政権の政策期待で米長期金利が急上昇。

週明けのマーケットも広範なドル買いが継続しました。
3期連続のプラス成長となった日本のGDPが日経平均を300円近く押し上げ、勢いを得た米ドル/円は、東京時間の106.73円を安値に、107円を通り抜けると、NY時間には108.54円まで上伸。6月3日以来の高値を更新しました。この上は109.58円、110.84円がターゲットになります。終値は108.455円(前日比+1.779円)。

トランプ新政権の政策期待で、米10年債利回りは一時昨年末以来の高い水準となる2.301%まで上昇。ダウ平均株価は3営業日連続で史上最高値を更新する一方、ハイテク株中心のナスダック指数はマイナスで引けました。

ユーロ/ドルは続落。東京時間の朝方につけた1.0840ドルが高値となって、年初来安値となる1.0709ドルまで値を下げました。トランプ政権の誕生が、来年のフランス大統領選挙で極右政権誕生の懸念を高め、ユーロの先安見通しが強まっています。またこのところ堅調だったポンド/ドルも売られ、1.2593ドルから一時1.2443ドルまで下落しました。
 

15日(火)ドル円は、109円台へ。次期米大統領の財政拡大政策と12月利上げの期待で。

15日もドル買いが継続。米ドル/円は2日間で2.50円以上もドル高・円安が進みました。
この日108円台なかばでスタートした米ドル/円は、ドル買い一巡で一時107.77円まで売り戻されました。しかし下値も堅く、NY時間には、予想を上回る米小売売上高の結果を受けて、再びドル買いが強まると109.33円まで6月2日からの高値を更新しました。終値は109.179円(前日比0.724円)。

好調な米小売売上高を見て、市場は12月のFRB利上げに対する確信をさらに深めています。今後の利上げ見通しについてローゼングレン・ボストン連銀総裁は、「(トランプ次期大統領が)財政支出拡大なら利上げペースが加速」すると予測していることも、ドル買いを支援しています。

ユーロ/ドルは前日の安値圏の1.07ドル前半で頭が重く、ユーロ/円は、円安に連れて7月22日以来の高値となる117.21円まで上昇しました。

一方、ポンド/ドルは、この日発表の10月CPIが伸び悩んだことで売りが先行。1.23ドル後半まで下げましたが、NY時間午後にスカイニュースが、「英高等裁判所は、EU離脱には2年程度遅れる可能性があると警告」と報じたことで1.25ドル台へ急反発。

また、OPEC減産合意期待で原油価格が反発すると、カナダドルが買われ、カナダ/円は7月22日以来の高値となる81.23円まで急上昇しました。
 

16日(水):ドル円は、一時109.75円まで。ドル高相場続く。

16日のマーケットもドル買いが継続しました。
109円台前半でオープンした米ドル/円は、欧州時間に109.75円まで上昇。ただ、その後は利食い売りに109円台前半まで押し戻されて小動きとなりました。終値は109.087円(前日比+0.092円)。この日の米長期金利はほぼ横ばい、ダウ平均株価も反落しました。米大統領選後から一本調子で続くドル買い相場もやや買い疲れがでたようです。

米国の状況に加えて、自国の問題も抱える欧州通貨は続落。
イタリア国民投票と来年のフランス大統領の結果が懸念されるユーロ/ドルは、昨年12月3日以来の安値となる1.0666ドルまで売られ、リスボン条約第50条の発動や高等裁判所の判断など、英EU離脱にまつわる混迷度が深まるポンド/ドルは、1.2409ドルまで下落しました。

また、米金利上昇でアジア通貨のキャリートレードの解消が進むなか、豪ドル/ドルもその影響を受け、9月16日以来の安値となる0.7459ドルまで下げました。
 

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17日(木):ドル円は、6月以来の110円まで上昇。イエレン議長は12月利上げに前向き。

17日のマーケットはドル買いが加速。米ドル/円は6月1日以来となる110円台にのせました。
イエレン議長は、「比較的に早い段階での利上げが適切」と議会で証言。とはいえ、12月利上げはすでに9割以上織り込まれているため、米ドル/円の反応は109円台半ばで冷静でした。しかしNY時間の引けにかけて再びドル買いが強まると、米ドル/円は110.18円まで上昇。米経済指標がおしなべて堅調だったことや、安倍首相とトランプ次期大統領の会談内容の期待も支援材料になりました。終値は110.11円(前日比1.024円)。安値は東京時間につけた108.55円でした。

東京時間、米長期金利急上昇の影響で国債の金利も上昇していることを懸念した日銀は、固定利回りで国債を無制限に買い入れる「指し値」オペ(公開市場操作)を初めて実施。日銀が日米金利差拡大を推進していることを市場に印象づけ、米ドル/円は安値から109円台前半まで買い戻されました。一方、売りが続くユーロ/ドルは、1.0619ドルまで安値を更新しました。
 

18日(金)米ドル/円は、111円台目前。FRBは金利上昇を容認。

6月1日以来の110円台を回復した米ドル/円は、この日もドル買いが継続。
欧州時間は、111円台を目前に利益確定の売りも出て、1109.54円までやや大きく押し戻されましたが、ドル買い需要は強く、NY時間の引けにかけて110.93円まで反発、高値を更新しました。終値は110.913円(前日比+0.802円)。

FRB幹部から利上げに関して積極的な発言が相次いでいることが、ドル買いに安心感を与えました。前日はイエレン議長が、議会証言で12月利上げの可能性を強く示唆しました。この日は、ダドリー・NY連銀総裁が、米金利上昇は問題ではないと発言。ハト派でこれまで利上げに慎重だったダドリー氏が金利上昇を容認したことをマーケットは重視して、ドルが買われ、米金利も上昇しました。

一方、ユーロ/ドルは、2015年11月水準の1.05ドル台後半まで下落しました。
 

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