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先週のマーケットレビュー:ドル円は、107円台に迫る。
荒地 潤
デイリー為替情報
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先週のマーケットレビュー:ドル円は、107円台に迫る。

2016/11/14
月曜早朝のマーケットは、米ドル/円が急反発。FBI長官が、クリントン氏の私用メール問題で訴追をしないと発表したことで、金曜103.08円で引けた米ドル/円は104円台に窓をあけてオープン。欧州時間までに104.63円まで上昇しました。
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ドル円は、106円台後半へ。トランプ次期大統領のビジネス優先主義に期待。

先週のドル円レンジ: 101.19円 - 106.94円

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07日(月):ドル円は、104円台に急反発。FBIがクリントン氏不起訴を表明。

月曜早朝のマーケットは、米ドル/円が急反発。
FBI長官が、クリントン氏の私用メール問題で訴追をしないと発表したことで、金曜103.08円で引けた米ドル/円は104円台に窓をあけてオープン。欧州時間までに104.63円まで上昇しました。

クロス円も軒並み上昇。ユーロ/円は115.88円、ポンド/円は130.20円まで、それぞれ金曜の終値から1円近く値を上げました。ただ、ユーロやポンドがドルに対して下がったため、東京朝の水準がこの日の高値となりました。

クリントン候補を巡る不安材料が払しょくされたことで、NY市場でもリスクオンの動きが強まり、ダウ平均株価が370ドル超高。米ドル/円も堅調地合いのまま、終値は104.535円(前日比+1.452円)でした。
 

08日(火)ドル円は、105円台へ。クリントン氏勝利の見方でドル買い強まる。

8日の米ドル/円は、米大統領選を控えて104円台半ばから後半で慎重な取引を続けていましたが、NY時間になるとドル買いが強まり、10月31日以来の高値となる105.19円まで上昇。大票田のフロリダ州でクリントン氏優勢との報道が出たこともあり、マーケットは、クリントン大統領は確実との前提で米ドル/円の買いに廻りました。終値は105.11円(前日比+0.575円)。
 

09日(水):ドル円は、101円台急落後105円台後半へ急反発。トランプ大統領に対する不安より期待が先行。

米大統領選の投票が全米各州で行われ、東京時間の朝から開票が進むにつれて米ドル/円は大幅下落。日経平均は980円超安になりました。

米大統領選の開票が始まってからしばらくは、楽観モードに包まれ、クリントン氏勝利で、ドル円106円、日経平均18000円乗せもありえるなどと予想がでていました。ドル円は105.50円まで上昇したのですが、ところが、東京時間の昼前に、トランプ候補が大票田のテキサスで勝利。さらに激戦州のフロリダとオハイオでも優勢とのニュースが伝わると、不安感からリスクオフの動きが急速に強まり、米ドル/円は一気に102円台へ下落。日経平均の下げ幅も一時1000円を超えました。乱高下状態を続けながらも、クリントン氏の劣勢が伝えられるたびに値を下げ、一時10月3日以来となる101.19円まで売られました。

日本時間午後5時前には、当選を確実にしたトランプ氏が勝利演説を行い、「私は全てのアメリカ国民のための大統領になる」と宣言するとともに、優れた経済政策を用意しているとし、「米経済成長を倍加させるとともに、再生に向けたプロジェクトに乗り出す」と表明しました。

東京時間に101.19円まで大幅下落した米ドル/円は、欧州時間になると103円台へ急反発。その後103円台で乱高下しましたが、104円台を抜けると、一気に105.88円まで上昇して7月27日以来の高値をつけました。終値は105.677円(前日比+0.577円)。ラリーは他の市場にも及び、米長期金利は2%以上、ダウ平均株価は250ドル超も急伸しました。

トランプ大統領誕生は大番狂わせとなりましたが、相場の反応も全く予想と違う展開になりました。理由はいくつか考えられます。まずは、クリントン氏が敗北を認めたことで、16年前のブッシュ対ゴアの二の舞にならずにすんだという安堵感でした。

それ以上に、共和党大統領と上下院とも過半数を取った共和党議会になったことで、経済政策の運営がスムースになるという期待が、政治経験のないトランプ氏に対する不安に勝ったようです。ポジション的には、マーケットはすでに下サイドのヘッジを十分に手当していたため、パニックにならなかったこともあります。

ユーロ/ドルは、1.1299ドルの高値から1.0906台前半まで急落。4月21日以来の高値水準である0.77ドル後半まで上昇していた豪ドル/ドルは、0.7579ドルまで急落したあと、0.76ドル台半ばまで戻しています。
 

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10日(木):ドル円は、107円目前まで続伸。株高、金利上昇でドル買い加速。

米大統領選から1日経ったマーケットでは、引き続きドル買いが優勢となりました。
105円台後半からスタートした米ドル/円は、欧州時間に106円台に乗せると、NY時間にはさらに値を伸ばして、7月21日以来の高値となる106.94円をつけました。その後も高値圏を維持して、終値は106.818円(前日比+1.131円)。またユーロ/ドルは頭が重いまま、1.0887ドルまで値を下げました。ドル買いは、株高と米長期金利高が後押ししています。ダウ平均株価は過去最高を更新し、米長期金利が2%台に上昇しました。

しかし、この動きはリスクオンというより、行き過ぎた悲観の反動と、トランプ政策に対する先買いが加わっただけです。トランプ氏が金融規制法案のドットフランク法を廃案にすると話していたことから金融株が買われ、経済政策は金融緩和政策よりも財政出動だろうということで建設株や長期金利が上昇しているわけです。

たしかにトランプ次期大統領は「優れた経済政策を用意している」とは言いましたが、具体的な政策を示したわけではありません。突然、風向きが変わることは十分ありえます。

RBNZはこの日、政策金利を25bp引き下げ1.75%にすると発表。予想通りの結果であり、また今回でRBNZの利下げは打ち止めと考えられていたため、利下げにもかかわらず、NZドル/ドルは逆に0.72ドル後半から0.7360ドルまで上昇しました。ところが、RBNZが「NZドルは高すぎる」、「利下げ余地はまだある」との発言があったことで、NY時間には0.7174ドルまで反落する展開となりました。
 

11日(金)ドル円は、高値圏を維持。106円台後半で取引。

11日も米大統領選の直後から始まったドル買い地合いが続き、米ドル/円は、東京時間午前に前日の高値に並ぶ106.93円をつけました。107円を目前に106.03円まで落とされたものの、押し目買いが出て反発、終値は106.676円(前日比-0.142円)まで戻しました。

ユーロ/ドルは売られ、3月10以来の水準となる1.0830ドルまで下落。その一方で、ドル高の流れに逆らうようなポンドの堅調さが目立ちました。ポンド/ドルは、1.2673ドルまで上昇して1ヵ月ぶり以上の高値をつけ、またポンド/円は、約2ヵ月ぶりの高値となる134.91円をつけました。
 

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