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先週のマーケットレビュー:ドル円は、7月以来の105円を回復も、FBI報道で急落。
荒地 潤
デイリー為替情報
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先週のマーケットレビュー:ドル円は、7月以来の105円を回復も、FBI報道で急落。

2016/10/31
週明けのドル円相場は、104円台を回復。ドル円は103円台後半でしばらく揉み合った後、NY時間になって1週間ぶりの高値に迫る104.32円まで上昇しました。この日は連銀総裁の講演が相次ぎ、「12月利上げの可能性は高い」
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10月は円安相場。ドル円は、101.20円から105.53円まで上昇。

先週のドル円レンジは 103.72円 - 105.53円

103101

24日(月):ドル円は、もみ合い後104円台へ再上場。

週明けのドル円相場は、104円台を回復。ドル円は103円台後半でしばらく揉み合った後、NY時間になって1週間ぶりの高値に迫る104.32円まで上昇しました。

この日は連銀総裁の講演が相次ぎ、「12月利上げの可能性は高い」(ブラード・セントルイス連銀総裁)、「2017年までに3回の利上げ」(エバンス・シカゴ連銀総裁)などと、米利上げを支持する発言がきかれました。年内利上げは、ほぼ織り込み済とはいえ、103円台でドル円を値固めする材料になりました。

一方ユーロドルは、今年3月以来の安値水準で推移。この日発表されたユーロ圏のPMIは予想を上回る強さで、特に独製造業PMIは今年一番の水準、独サービス業PMIも伸び率としては今年最高を記録。しかし、全体的なドル買いの流れに逆らうことはできず、ユーロドルは、安値更新は回避したものの、1.09ドル台には戻れませんでした。
 

25日(火)ドル円は、円安加速で104円台後半に上昇も、反落して引ける。

25日の東京市場は、ドル買い・円売り優勢でスタート。JR九州の上場を材料に、日経平均が半年ぶりの高値水準まで回復。センチメントの好転が後押しとなって、ドル円は東京時間午前に104円台半ばまで上昇。しばらく揉み合いを続けてから、海外時間には再びドル買いが加速して、7月29日以来の高値となる104.87円をつけました。しかし、その後は対欧州通貨でドルが売られたこともあって、当日安値となる104.11円まで反落。終値は、前日とほぼ同水準の104.238円(+0.069円)でした。

ポンドは、カーニー・BOE総裁の発言で1.20ドル台後半から1.2243ドルまで急反発。カーニー総裁はこの日発言を行い、「次回BOE会合ではポンド安に焦点」、「インフレ上昇の行き過ぎを見過ごすことはできない」などと、ポンド急落に対する懸念と、再利下げに慎重な見解を示しました。また、この日1.0850ドルまで3月以来の安値を更新したユーロドルも、1.0904ドルまで反発しました。
 

26日(水):ドル円は、下押し後104円台半ばに戻す。

25日には104.87円まで円安が進んだドル円ですが、その後は伸び悩み、この日の東京時間の朝には104.02円まで下押し。104円台前半でしばらくもみ合いを続けましたが、NY時間になって買戻しが入ると、当日高値となる104.61円まで反発。再び105円を狙える位置まで戻ってきました。終値は104.478円(前日比+0.24円)。

1.08ドル後半からスタートしたユーロドルは、前日の高値を越えて一時1.0946ドルまで上昇。ユーロ円も114.19円まで買われました。その後はやや値を戻して引けました。

ポンドは1.215ドルから1.225ドルのレンジ取引。英経済指標がしっかりしていることから、BOEは当面利下げなしとの意見が強まっています。一方で中長期的なポンド先安観はさらに強まっているため、ポンドの上値追いには慎重さが見えます。ポンド円は、128円目前まで上昇。次のターゲットは10月10日の128.61円で、それより上は131円台まで大きなレジスタンはありません。

豪ドルは、豪CPIの発表後に上昇。豪ドルは一時0.7708ドルの高値をつけ、豪ドル円も、7月21日以来となる80.31円まで買われました。7-9月期のコアCPIは予想より弱めだったものの、RBAが来週の会合で利下げに動くほど悪くないと、失望より安心感が勝りました。ただし、ロウ・RBA総裁は豪ドル高を懸念しているため、高値警戒感から豪ドルは0.76ドル前半まで海外時間に軟化。豪ドル円も80円を割り、79円後半まで下げました。
 

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27日(木):ドル円は、ついに105円台へ。ドル高の動きが強まる。

27日のマーケットはドルが幅広く買われました。
104円台で足場を固めたドル円は、米10年債利回りが約5ヵ月ぶりに1.8%台半ばに上昇したことも追い風に、NY市場に入って105.34円までドル高・円安が進みました。終値は105.264円(前日比+0.786円)。

ドル円が105円台に乗せたのは7月29日以来。この時は日銀会合直前で、ヘリコプターマネーに対する思惑が、円安相場をつくっていました。ところが同日に発表された米4-6月期GDPが予想を下回ったことをきっかけに、ドル円は101円台へ急落しています。そこから3ヵ月かけてようやく105円台に戻しました。偶然にも今日は米7-9月期GDP速報値の発表日。市場予想は、前年同期比+2.6%(前回+1.4%)で、強めの予想となっています。

ドル高の流れで、ユーロドルは1.0941ドルを高値に1.0882ドルまで下押し。一方ユーロ/円は、円安に支えられて114.85円まで上昇して、高値圏を維持しました。

ポンドは、この日発表の7-9月期GDP速報値が事前予想を上回る強さだったことを受けて、一時1.2269ドルまで上昇。しかし勢いは続かず、その後1.2146ドルまで大きく下げて、上げ幅分以上を失いました。ドル高相場であること以上に、英指標の強さはすでに十分織り込まれていることがあります。このポンドの動きは、EU離脱後の英国に対して市場がそれだけ悲観的だということでしょう。
 

28日(金)ドル円は105.53円まで高値更新後、104円台に反落。

東京時間のドル円は底堅く、前日の高値を更新して105円台半ばまで上昇。欧州時間は105円台前半で模様眺めとなりました。

NY時間、この日一番の注目指標となった米7-9月期米GDP速報値は、年率換算で前期比+2.9%となり、4-6月期の+1.4%から拡大。米年内利上げを支援する頼もしい内容でしたが、市場はすでに利上げ確率を7割近く織り込んでいるため、反応は限定的でした。

ドル円は105.53円まで上昇して7月からの高値を更新しましたが、その後FBIがクリントン氏の私用メール問題の捜査を再開との報で米大統領選リスクが高まると、当日安値の104.46円まで反落。終値は104.791円(前日比-0.473円)でした。前日比マイナスで引けたのはこの週初めて。

一方、ユーロドルは買い戻しが加速。東京時間始値の1.089ドルを安値にして、NY時間午後には、1.0991ドルまで値を伸ばし、1.100ドル回帰に期待をつなげました。
 

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