FOMC直前のポジションは?

IMMポジション推移

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円:

CFTC(全米先物取引委員会、Commodity Futures Trading Commission)発表による9月20日現在の建玉報告によると、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)通貨先物市場において、投機筋の円のネットロング枚数は、前週比3.4%増加して58,785枚になりました。 円ロングポジションは2週で増えています。

内訳は、円買い持ち(円ロング)枚数は前週比マイナス1.2%、円売り持ち(円ショート)枚数は前週比マイナス10.1%でした。円売り持ちポジションがやや大きく減っています。

今回のレポートは、日銀会合とFOMC(共に9月21日)は含まれていません。

FOMC開催に先立って、ハト派のブレイナード・FRB理事の講演が行われるということで、9月利上げを肯定する発言が出るのではと期待が集まっていました。しかしふたを開けてみると、「利上げ決定には、個人消費拡大とインフレ加速の確証が必要」という従来の慎重姿勢のままで、マーケットは9月利上げをほぼあきらめることになりました。
ただ、この時点では日銀のマイナス金利拡大の思惑もあって、ドル円は一時103円台前半まで円安が進みました。

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