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先週のマーケットレビュー:103円台手前の重く、100円台後半の固い。
荒地 潤
デイリー為替情報
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先週のマーケットレビュー:103円台手前の重く、100円台後半の固い。

2016/8/16
週明け月曜日の米ドル/円は、102円台半ばで底固い動きとなりました。5日に発表された米雇用統計が堅調だったことを受け、先週の中心レンジの101円台前半から1円以上円安に切り上げてのスタートになりました。
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先週のマーケットレビュー(8月8日-8月12日)

ドル円1時間足チャート: 先週のレンジは100.83円 - 102.65円

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08日(月):米ドル/円は102円台半ばまで円安進む。

週明け月曜日の米ドル/円は、102円台半ばで底固い動きとなりました。5日に発表された米雇用統計が堅調だったことを受け、先週の中心レンジの101円台前半から1円以上円安に切り上げてのスタートになりました。この日は新規材料には乏しかったものの、海外時間には当日高値となる102.65円まで上昇。終値は102.45円(前日比-0.652円)でした。

クロス円も堅調で、ユーロ/円は112円台後半から113.75円まで、豪ドル/円は、77円台半ばから78.67円まで上昇。一方、今週の会合でRBNZ利下げの見方が強まっていることで、NZドル/ドルは、一時7月29日以来となる0.7085ドルまで下落。NZドル/円も72.33円までNZDドル安に動きましたが、その後は73.32円まで大きく反発しました。
 

09日(火)米ドル/円は、101円台へ下落。材料乏しく動意に欠ける。

この日102円台半ばでスタートした米ドル/円は、102円台前半での取引をしばらく続けましたが、徐々にドル売りが優勢になると、NY時間には当日安値となる101.79円まで下落。終値は101.913円(前日比-0.58円)、高値は東京時間につけた102.53円でした。

先週金曜日の米雇用統計は、予想を上回る強さだったものの、FEDに9月の利上げを促すほどのインパクトはなかったというのが市場の見方です。日米金利差の拡大予想の一方で、金利上昇による株価下落を避けられたという点で、金利と株価に連動しやすい米ドル/円にとっては、ある意味、最良の結果だったといえます。とはいえ、雇用統計後の米ドル/円の上値は102.65円までと限定的で、積極的なドル買い・円売りにはつながっていないようです。

BOEの利下げと、米雇用統計後の全体的なドル買いの流れで、上値の重いポンド/ドルは、7/12以来の1.300ドル割れとなりました。
ポンド/円も、米ドル/円がやや円高に振れたこともあって、133円台後半から132.09円までやや大きく下落しました。
 

10日(水):米ドル/円は一時100円台へ。

10日の米ドル/円は円高に動きました。
週の前半に上値を試しに行きましたが、103円台手前の売りに押し戻されて下落に転じると、海外時間には一時101円を割り、100.96円まで売られました。米雇用統計後のドル上昇分をほぼ全て失うことになりました。
 

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11日(木):米ドル/円は102円台まで円安に戻る。株高と米金利高で。

木曜日の米ドル/円は、東京市場が休場のため動意に欠け、しばらく101円台前半でのもみあいを続けました。しかし、NY市場の午後になって、102.05円まで急伸。ダウ平均株価が過去最高を更新したことや、年内利上げを意識して米長期金利が上昇したことがドル買い要因になりました。ただし、夏休みで相場が薄くなっていることから、振れ幅が大きくなっている面もあったようです。

NY原油先物価格は大幅反発。サウジアラビアが、来月下旬のOPEC会合で石油価格の安定にむけて協議すると発言したことを受けて相場は43ドル台に上昇。これがカナダドルの買いにつながり、カナダドル/円は77円台半ばから78.72円まで値を伸ばしました。

RBNZはこの日の会合で、政策金利であるOCRを25bp引き下げ、過去最低水準の2.00%にすることを決定しました。これに対してNZドルは買いで反応。今回の利下げはすでに織り込み済みだったことに加え、RBNZ総裁が大幅な利下げに慎重姿勢を示したことが、高金利を求めるフローを呼び寄せました。

またNZドルの水準について、RBNZは、「下落が必要である」との見解を示しましたが、以前見られたような「正当化されない」、「維持不能」といった介入を示唆する強力な表現は用いませんでした。これも買いに安心感を与えることになって、NZドル/ドルは、一時0.73ドル台へ急上昇しました。
 

12日(金)米ドル/円は100円台に下落。冴えない米指標でドル売り。

金曜日の米ドル/円は、102円を挟んだ揉み合いを続けた後、NY時間の米7月小売売上高の発表後に急落して、週安値となる100.83円をつけました。

指標結果が予想を下回り、米利上げ期待が一歩後退したことが全体的なドル売りへとつながりました。とはいえ、小売売上高は振れ幅が大きいのが常で、また前月分は上方修正されています。夏休みでマーケットが薄かったことも下げ幅を拡大させた一因でした。

米指標後のユーロ/ドルは、8月3日以来の1.12ドル台まで上昇。ポンド/ドルも、1.3034ドルまで上昇しましたが、すぐに反落して約1ヵ月ぶりの安値となる1.2899ドルまで値を下げました。ポンドは対ドル以上に対ユーロでの弱さが目立ち、ユーロ/ポンドは2013年8月以来、約3年ぶりの高値(ユーロ高・ポンド安)を更新しています。また、ポンド/円の安値は130.36円。ポンド/円が130円台に下がったのは7月11日以来のことです。

この週の米ドル/円は、月曜(8日)の102.65円が高値となって、金曜(12日)に100.83円の安値をつける、比較的狭いレンジの動きとなりました。102円台後半の重さと同時に、100円台後半の固さを確認する週でもありました。
 

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