ポンドショートやや増加、ユーロショートは減る。

IMMポジション推移

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ユーロ:ネットショート枚数は、前週比7.5%減。

ユーロのネットショート枚数は、前週比7.5%減少して104,103枚になりました。ショートポジションが減ったのは、7週間ぶりのことです。

気がつくとユーロドルは1.12ドル台まで戻り、英EU離脱決定後の高値も更新しています。とはいえ、特別な明るい材料があったわけではありません。また戻ったといっても、英国民投票直前の高値圏1.14ドルからするとまだユーロ安のレベルですから、行き過ぎた悲観見通しが少し和らいだだけのことでしょう。

内訳をみると、ユーロ売り越し枚数は前週比マイナス5.9%でしたが、一方ユーロ買い越し枚数も前週比マイナス4.3%でした。積極的なユーロ買いが入っているわけではないようです。

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豪ドル:ネットロング枚数は、ほぼ動きなし。

豪ドルのネットロング枚数は、前週比0.5%減少して31,363枚になりました。
ポジションにほとんど動きはありませんでした。
 

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ポンド:ネットショート枚数は前週比2.4%増加。

ポンドのネットショート枚数は前週比2.4%増加して、82,515枚になりました。英国EU離脱が国民投票で決定して以来、ショートポジションは5週連続で増え続けていますが、ペースはだいぶん緩やかになってきました。

EU離脱決定直後のパニックがおさまるにつれ、ポンド相場が落ち着きを取り戻していることもあります。ポンドは1.33ドルまで回復しました。底値感が出たとはいえませんが、一気に下がっていく雰囲気でもありません。とはいえ、今後もポンドショートこそが正当なポジションという考えに変わりはないでしょう。

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