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先週のマーケットレビュー:ドル円ついに103円台へ。
荒地 潤
デイリー為替情報
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先週のマーケットレビュー:ドル円ついに103円台へ。

2016/6/20
月曜日のドル円は円高が進みました。106円台後半でオープンしたドル円は、東京時間から売りが優勢になり、今年の最安値まであと20ポイントに迫る105.73円まで下落しました。売りが一服すると106円台に戻りましたが、上値の重い状況は変わらず。
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ドル円ついに103円台へ。FOMC利上げ見送りと日銀の現状維持で

先週の動き:ドル円1時間チャート

062001

13日(月):円高、株安進む。EU離脱警戒で投資家心理が後退

月曜日のドル円は円高が進みました。106円台後半でオープンしたドル円は、東京時間から売りが優勢になり、今年の最安値まであと20ポイントに迫る105.73円まで下落しました。売りが一服すると106円台に戻りましたが、上値の重い状況は変わらず。終値は前日比マイナス0.712円の106.198円でした。

EU離脱に対する英国民投票の行方が混とんとするなかで、ポンドやユーロは荒い値動きとなりました。
英調査会社YouGovが行った最新の世論調査は、EU離脱43/残留42と僅差ながら残留支持が上回る結果が出ました。ポンド円は4営業日続落でついに150円台を割り、一時2013年8月12日以来となる149.43円までポンド安が進みました。しかし、その後152.40円まで急反発。対ドルでも1.4115ドルまで下げた後、1.4327まで急上昇しました。ユーロ円も、119円まで下落後120.32円へ、ユーロドルは1.1232ドルから1.1302ドルまで反転しました。ユーロ円の2週間インプライド・ボラティリティは今年最高値となる22%、 ポンド円は35%まで上昇しました。

 

14日(火)円高傾向続く。ドル円は続落。

ドル円は、円買い基調が継続。東京時間午後には前日の安値を更新して105.62円まで下落しましたが、年初来最安値(105.51円)を前に切り返すと106円台を回復。終値は106.077円(前日比-0.121円)でした。上値が重く、ドル円は、今月の雇用統計以降一度も108円台を見ていません。

米5月小売売上高は前月比で+0.5%と、予想を上回りました。先月の反動が出るとの見方に反して2ヵ月連続の増加となる強い結果で、GDPの上方修正の可能性もでています。ただし、今夜のFOMCは利上げ見送りがコンセンサスになっていること、また市場の関心は全てEU離脱問題に向けられているため、反応は限定的でした。

最新の英世論調査は、全てEU離脱派が多数になっています。英国の代表的タブロイド紙サンが、EU離脱キャンペーンを張ったことも無視できません。イギリス人の約29人に一人が読んでいるといわれるだけに世論形成への影響が大きいといわれています。
 

15日(水):FOMCは予想通り金利据え置き。

FOMCは予想通りFF金利誘導目標を現行の0.25-0.50%に据え置くことを決定しました。しかし、タカ派のジョージ・カンザスシティ連銀が利上げから据え置きへと回るなど、利上げには慎重な見方が広がっています。同時に発表されたFOMCメンバーによる金利見通し(ドットチャート)では、年内2回の利上げの想定が維持されましたが、2017、18年の見通しが引き下げられました。しかしイエレン議長は、思ったほど弱気ではなく、会見では、第2四半期の経済は上向いているとして、7月利上げの可能性も残しました。

ドル円は、FOMC声明発表直後、今年の最安値を更新して105.41円まで急落しましたが、イエレン議長の発言で持ち直し、106円台を回復。終値は前日比ほぼ変わらずの105.997円(-0.08円)でした。
 

16日(木):日銀は現状維持。ドル円は一時103円台へ急落。

日銀はこの日の会合で政策の現状維持を決定。黒田総裁は会見を開きましたが、将来の追加緩和について具体的な言及はありませんでした。「日銀緩和見送り」は、英EU離脱リスクとFOMC利上げ見送りで、リスク回避モードが高まっていた市場にとっては、ドル売り/円買いを始める絶好のタイミングとなって、ドル円は、節目の105円をあっさり抜けると2014年8月以来となる103.53円まで急落しました。

ユーロとポンドの続落と円高でクロス円も円高に動きました。ユーロ円は2013年1月以来の115.49円、ポンド円は、2013年4月以来の145.39円、また豪ドル円は2012年6月以来となる75.55円まで大幅下落。ポンド円は今週すでに7円以上も円高が進みました。
 

17日(金)円安方向に調整入り、ドル円は104.80円まで戻す。

前日1年10ヵ月ぶりの円高水準に達したドル円は、東京時間午前に104.82円まで回復。しかし105円には届かず、その後は徐々に押し戻されて104円台前半での取引となりました。終値は104.126円(前日比-0.095円)、週のレンジは103.53円から106.84円でした。

金曜日のマーケットは、英国民投票を来週に控えてポンドやユーロを買い戻す動きが目立ちました。
この一週間で7円下落したポンド円は、木曜日につけた145.39円を週の安値として、149.92円まで大幅上昇。ポンドドルは、1.4012ドルを週の安値として1.4387ドルまで反発、週の高値をつけました。

ユーロ円は東京時間につけた118.10円を高値として、その後は117.50円を中心に揉みあい。ユーロドルは、週安値の1.1131ドルから1.1296ドルまで上昇しました。ポンドに比べてユーロの戻りがやや鈍かったのは、ユーロが対ポンドでも売られた(ユーロ/ポンドが下落した)のが理由でした。

英労働党の女性議員銃撃事件による影響でEU離脱派が勢いを失うとの見方が出ています。殺害されたジョー・コックス下院議員は英国民投票でEU残留を支持していました。
 

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