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ドル円日足レビュー:円高トレンド小休止の兆し?
荒地 潤
デイリー為替情報
当情報では、ブレークアウトシグナル、パワーインジケーターなどトレードに役立つ指標を駆使して、各国の通貨の動向やトレンドの動向をお客様に配信しています。各通貨の動きに注目することで…

ドル円日足レビュー:円高トレンド小休止の兆し?

2016/5/10
ドル円4時間足チャートで、年初からのドル円の流れを振り返ってみます。青色のボックスは月足を示していますが、高値も安値とも毎月切り下がっていて、典型的なベアトレンドである「Lower Low, Higher Low」のチャートになっています。
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5月の第1週も円高スタート。一時105.51円。

ドル円4時間足チャートで、年初からのドル円の流れを振り返ってみます。
青色のボックスは月足を示していますが、高値も安値とも毎月切り下がっていて、典型的なベアトレンドである「Lower Low, Higher Low」のチャートになっています。

5月はGW中に、1年半ぶりとなる105.51円までドル安/円高が進みました。しかし、翌日には107円台半ばまで急反発しています。節目の105円台をつけたことで達成感が出たのかもしれません。とはいえ、トレンド反転の力強さはまだ感じられません。どこまで円安に戻るかがポイントになるでしょう。4月28日の日銀の逆サプライズ会合直前の高値111.88円、そして今年の高値と安値の半値レベルである113.60が目標になりますが、まだまだ距離があります。

今週の注目指標としてはBOE政策金利とMPC議事録の発表。英ICMによるブリグジットに関する世論調査では、残留44%に対して離脱が46%と優勢になっています。BOEは、ブリグジットが決まった場合、利下げする可能性を示唆。今週木曜日に詳しい内容に触れるとも見られ、注目が集まっています。RBAが利下げに続き、BOEも利下げの可能性が出てきたことで、FRBが再利上げを行う環境はさらに厳しくなってきました。米国は金曜日の4月小売売上高まで大きな指標はありません。

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4月第1週 [ 4/4-4/8 ]

イエレン議長の利上げ慎重発言を機にしたドル売り地合いを引き継いで、4月のドル円は111.63円からスタート。
米3月雇用統計はそれなりに強い結果だったものの、円高の動きは逆に加速。日銀レートチェックの噂でいったん下げ止まった3月安値の110.66円を下抜けると、11日には、(2014年10月以来となる)107.63円まで円高が進みました。

日銀は2014年10月31日に、黒田バズーカ第2弾と呼ばれる、量的・質的緩和の拡大を決めて、ドル円を109円から(218日間かけて)125.86円まで、円安に17円も戻しました。しかし、その全てが消えてしまったのです。
 

4月第2週 [ 4/11-4/15 ]

107円台ではさすがに当局の口先介入も喧しくなって、6営業日かけてゆっくりと109円台後半まで値を戻しましたが、110円台が重く、しばらく足踏み状態が続きました。
 

4月第3週 [ 4/18-4/22 ]

4月22日、日銀が金融機関向け貸し出しにもマイナス金利適用を検討中との一部メディアの報道がきっかけとなって節目の110円を突破すると、一気に4月1日以来の高値となる111.80円まで上昇しました。
 

4月第4週 [ 4/25-4/28 ]

4月27日に開かれたFOMCは追加利上げを見送り、声明文では、前回までの「世界経済と金融市場の動向がリスク」との文言が削除されました。その一方で、経済成長に関しては、「ゆるやかなペースで拡大」から、「経済活動の活動は減速した」へと後退させました。追加利上げ時期について、6月の可能性はまだあるという一方で、年内1回以下の観測も出るなど、見方が分かれています。これを反映してドル円は111.73円まで上昇したものの、すぐに111円前半まで下落する荒い値動きとなりましたが、方向感は出ませんでした。

翌28日、日銀が金融政策決定会合で現状維持を決定するとドル円は失望売りが殺到し、111円台後半から107円台まで急落。そして、東京市場が休場の29日には2014年9月10日以来となる106.26円までドル高・円安が進みました。



4月の終値は106.30円。高値は112.59円(1日)、安値は106.26円(29日)でした。前月末から更に6.30円も円高になりましたが、そのうちの5.00円は最終の2日間で起きました。

5月第1週 [ 5/2-5/6 ]

4月のドル円は、27日にFOMCが追加利上げ見送り、そして翌日には日銀が金融政策決定会合で現状維持を決定したことで、失望売りが殺到。2日間で5円も円高が進みました。

円高の流れを引き継いで、106.22円でスタートした5月のドル円は、GWで東京市場が休場の3日、2014年10月15日以来の円高水準となる105.51円まで下落。

ドル円の材料があったわけではなく、RBAが予想外の利下げに踏み切ったことで豪ドル円が急落したことがきっかけとなりました。ところが、一気に円高に来た反動で、翌日には107円台半ばへ急反発。

6日、注目の米4月雇用統計は、失業率は5.0%で前月から変わりませんでしたが、非農業部門雇用者数は、前月比+16.0万人と昨年9月以来の低い伸びにとどまりました。市場は、20万人程度の増加を予想していたため発表後は失望感かによるドル売りが強まり、ドル円は106.43円まで下落。しかし、「雇用統計は期待より弱かったが、(年内2回利上げの)見通しに大きく影響しない」とのダドリー・NY連銀総裁の発言が行き過ぎた悲観論を牽制すると107円台を回復、107.086円で第1週を終えました。

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