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先週のドル円レビュー:ドル円ついに106円台突入!
荒地 潤
デイリー為替情報
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先週のドル円レビュー:ドル円ついに106円台突入!

2016/5/2
月曜日のドル円は、東京時朝方に、先週金曜日の高値に並ぶ111.80円まで上昇しましたが、その後は水準を下げ、111円台前半での小動きが続きました。海外時間に一時110.83円まで下げました
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ドル円106円台突入。日銀会合後に円高再燃。

ドル円チャート(4月18日-4月29日)

050201

25日(月):FOMC、日銀会合控え、ドル円は111円台前半で小動き。

月曜日のドル円は、東京時朝方に、先週金曜日の高値に並ぶ111.80円まで上昇しましたが、その後は水準を下げ、111円台前半での小動きが続きました。海外時間に一時110.83円まで下げましたが、日銀の追加緩和に対する期待に支えられ111円に持ち直しました。終値は111.186円(前日比-0.59円)。

ポンドは上昇。最近の英世論調査で、EU残留支持が優位に立っていることから対ドルで2月15日以来の高値となる1.4519ドルをつけ、対円でも一時161.685円と、4月1日以来のレベルまで上昇しました。

26日(火):ドル円は111円台で模様眺め

火曜日のドル円は、今日から始まるビッグイベントを前に方向感が出ませんでした。海外時間に、一時110.64円まで売らましたが、徐々に持ち直して111.47円の高値をつけました。終値は111.293円(前日比+0.107円)。日銀の追加緩和に対する期待がドル円の下値を支えました。

ポンドは堅調地合いが続き、対円では1ヵ月ぶりの162.70円までポンド高・円安が進みました。対ドルでも2月4日以来の高値となる1.4638ドルまで上昇しましたが、最新の英世論調査で、EU離脱賛成が46%と反対の44%を上回ったことが報じられると1.45ドル台後半に急落する場面もありました。

27日(水):FOMCはFF金利目標据え置き決定。ドル円は111円台で方向感出ず。

FOMC後は荒い値動きとなりました。ドル円は111.73円まで上昇したものの、すぐに当日安値圏の111円前半まで下落。結局行って来いの展開で、終値は111.489円(前日比+0.196円)でした。

FOMCは追加利上げを見送り、声明文には、前回までの「世界経済と金融市場の動向がリスク」との文言が削除されました。年初からの海外情勢の動向が、FOMCが利上げ判断を保留する大きな理由と考えられるため、見通しが一歩前進したと考えられます。しかしその一方で、経済成長に関しては、「ゆるやかなペースで拡大」から、「経済活動の活動は減速した」へと後退させました。全体としては、市場が期待する6月利上げの確約とはならなかったものの、その確率はやや高まったといえるでしょう。

豪ドルは下落傾向を強めました。東京時間に発表された豪1-3月期 CPIの前年比が+1.3%と、事前予想(+1.8%)だけではなく、前回値(+1.7%)に比べても大幅に低下したため、RBA再利下げ観測が急浮上していることが理由です。豪ドルは、対ドルで0.77ドル後半からFOMC後に0.7545ドルまで、対円でも86円台前半からから84.21円まで下落しました。また、RBNZはこの日、政策金利であるOCRを2.5%に据え置くことを決定しました。発表後、NZドル/円は76円台前半から77.38円まで大幅上昇しました。

28日(木):日銀、現状維持の「サプライズ」。ドル円は108円台へ急落。

日銀はこの日開いた会合で、金融政策の現状維持を決定。ドル円は失望売りが殺到し、111円台後半から108円台後半まで大幅に下落しました。黒田総裁が記者会見で、一部メディアで報じられた金融機関向け貸し出しへのマイナス金利適用を否定すると更に売り勢いが増し、108円割れ直前まで値を下げました。東京株式市場も、日経平均終値が大幅続落。終値は前日比624.44円安の16,666.05円となり、6営業日ぶりに1万7000円台を割りました。
海外時間には、ドル円が108.70円近辺まで買戻される場面もありましたが、勢いは長続きせず、逆に107.85円までドル売りが進みました。終値は108.085円(前日比-3.404円)。

29日(金)円高止まらず。ドル円は106円台前半へ。

東京市場が休場の金曜日、前日の流れを引き継いだドル円は、朝方につけた108.19円を高値として、NY時間には2014年9月10日以来となる106.26円まで下落しました。終値は106.305円。2日間で5円以上も円高が進んだことになります。ユーロ/円も、一時は2013年4月4日以来の安値となる121.66円まで売られました。

米財務省は、為替政策の監視リストに日本を初めて指定したうえで、現在の為替相場は秩序的な動きであると断定しました。「現水準での日銀為替介入に米国は協力しない」という意味です。口先介入しか手段がなくなった日銀相手に円高余地はさらに広がったと考えられます。

ドル高・円安が進んでいるもうひとつの理由として、米追加利上げの時期が不透明になったことがあります。
カプラン・ダラス連銀総裁は、「英国の国民投票が6月のFOMC政策決定に影響」、「大統領選挙を意識して考えないようにしている」などと、経済以外に利上げ判断に影響を与える要因について興味深い発言をしています。たしかに今後の政治イベントのタイトさを考慮に入れると、利上げのタイミングが一層難しくなっているのは事実です。このこともドル安に動きやすい地合いをつくっています。

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