IMMポジション分析：ブリグジットリスク再燃でポンドショート大幅増。

ポンドショート前週比177%増加。一方豪ドルロングは4割増。

最新IMMポジション

ユーロ：ショートやや減少

ユーロのネット・ショートポジションは、前週比14.8%減少して-66,053枚になりました。
FOMCが3月の利上げを見送ったことは市場の想定内でしたが、ドットチャートが利上げ軌道の予想を年内１00bpsから50bpsへ下方修正したことで、ユーロは対ドルで1.1342まで急騰、約一ヵ月ぶりの高値をつけました。
この動きに伴いユーロショートはやや減りました。内訳をみると、ユーロ買い越し枚数は前週比プラス1.1%、一方ユーロ売り越し枚数は前週比マイナス6.3%になっています。
 

豪ドル：ロング積み増し

豪ドルのネット・ロングポジションは前週比41.1％増加して+18,030枚になりました。
前回ロング枚数が一気に半減したのですが、やや回復しました。

ポンド：ショート大幅に増える

ポンドのネット・ショート枚数は、前週比177％増加して、一気に-37,723枚になりました。
ショート枚数の拡大は、ブリグジット、つまり英国のEU離脱のリスクが再び高まっていることを意味しています。