昨日(2017年06月19日)の動向
週明けの米ドル/円は堅調推移。110円半ばからは押し目買いが並んでいる模様で、安値は東京時間朝につけた110.77円。111円をはさんだ揉み合いを続けた後、ダドリー・ニューヨーク連銀総裁の発言をきっかけに、NY時間には111.59円まで上値を伸ばし、この日の高値をつけました。終値は、111.508円(前日比0.653円)。
ダドリー・ニューヨーク連銀総裁はこの日の講演で、最近のインフレ指標は伸び悩んでいるものの、今後も金融引き締めを続ける考えを明らかにしました。ハト派の一人とされるダドリー総裁が利上げ継続の意向を示したことはマーケットの安心感となり、米長期金利やドルの押し上げ要因になりました。
フランスでは、議会下院の選挙で、マクロン大統領の新党「共和国前進」が、単独で過半数を確保する圧勝となりました。欧州の政治リスクはほとんど終息した感がありますが、ユーロ/ドルの上値は1.1212ドルまでと限定的。先週のFOMC後の戻り高値となる1.1250ドルには届きませんでした。NY時間には、ダドリー連銀総裁の発言でドルが買われたことで、1.1143ドルまで押し戻されました。
豪ドル/ドルは堅調。4月以来の高値圏に戻ってきた豪ドル/ドルは、ムーディーズが豪主要銀行4行を格下げしたとのニュースで0.7584ドルまで下げましたが、買いは根強く、下げ分を取戻して0.76ドル台の取引を継続。FRB、ECB、イングランド銀行、そしてカナダ銀行が次々と金融政策をタカ派にシフトするなか、次はRBAの番という期待が豪ドルを支えています。
2017年06月19日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 110.812 | 111.599 | 110.777 | 111.508 |
ユーロ/円 | 124.098 | 124.496 | 124.048 | 124.305 |
豪ドル/円 | 84.458 | 84.768 | 84.281 | 84.707 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2017年06月20日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは111.95円(2017年05月25日高値圏)、サポートは 110.60円(2017年06月16日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 111.95 | 112.15 | 110.60 | 109.25 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは124.70円(2017年06月05日高値圏)、サポートは 123.50円(2017年06月16日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1230ドル(2017年06月15日高値圏)、サポートは 1.1095ドル(2017年05月19日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 124.70 | 125.45 | 123.50 | 122.30 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは85.10円(2017年04月03日高値圏)、サポートは 83.95円(2017年06月16日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 85.10 | 85.95 | 83.95 | 82.90 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2017年06月20日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2017年06月20日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★ | 21:30 | (米) 1-3月期四半期経常収支 | -1238億ドル | -1124億ドル |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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