昨日(2017年06月15日)の動向

今週木曜日、FOMCがFF金利引き上げを発表した直後に米ドル/円は108.77円まで下げたものの、すぐに109円台を回復しました。FOMCが利上げ見通しを後退させなかったことで、マーケットに安堵感が広がり、ドル高見通しが強まったことが理由でした。

ドル買いの流れを継いで、この日の米ドル/円は堅調。東京時間朝の109.27円が安値になって、欧州時間には、110円を上抜け。その後は振り返ることなく値を伸ばし、110.98円の高値をつけました。終値は110.919円(前日比+1.390円)。

BOEはこの日会合を開き、賛成多数で政策金利の据え置きを決定。決定は据え置き5に対して反対3。利上げを支持するMPC委員が予想外に多かったために、ポンド/ドルは1.2683ドルから1.2795ドルまで急上昇。ポンド/円は、141.58円まで英総選挙後の高値を更新しました。

一方ユーロ/ドルは、大きく下落。前日1.13ドル越えに失敗してから買い意欲が萎え、FOMC後はドル買いの勢いに気圧されて1.12ドルを割ると、今月の安値となる1.1131ドルまで売られました。

2017年06月15日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 109.590 110.980 109.270 110.919
ユーロ/円 122.931 123.719 122.391 123.641
豪ドル/円 83.148 84.099 82.937 84.054

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2017年06月16日)の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは111.95円(2017年05月25日高値圏)、サポートは 109.25円(2017年06月15日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 111.95 112.13 109.25 107.75

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは124.70円(2017年06月05日高値圏)、サポートは 122.30円(2017年05月03日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1230ドル(2017年06月15日高値圏)、サポートは 1.1095ドル(2017年05月19日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 124.70 125.45 122.30 121.85

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは84.55円(2017年05月02日高値圏)、サポートは 82.90円(2017年06月15日安値圏)です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 84.55 85.10 82.90 82.55

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2017年06月16日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2017年06月16日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 21:30 (米) 5月住宅着工件数(年率換算件数) 122.0万件 117.2万件
★★ 21:30 (米) 5月建設許可件数(年率換算件数) 124.9万件 122.8万件
★★ 23:00 (米) 6月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 97.0 97.1
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

当資料は投資判断の参考情報として提供しており投資勧誘を目的としていません。投資の最終決定はご自身でご判断ください。楽天FXで取引するには委託証拠金の差入れが必要です。取引手数料は無料ですが、各通貨ペアごとに異なるスプレッドがかかります。実際の取引では少額の委託証拠金でその額を上回る額の取引を行うことができ、そのため、差入れた委託証拠金を上回る大きな損失が発生する恐れがあります。