昨日(2017年05月30日)の動向
この日の米ドル/円は、ユーロ円が先導する形で売り方向に動意づき、オープン後の高値111.31円から東京時間中に110円台後半へ下落。海外時間にいったん111円まで買い戻されましたが上値は重く、再び下げに転じると、5月18日以来の円高水準となる110.65円まで下落。終値は100.787円(-0.465円)で、3営業日続落となりました。
下げ相場の先頭を切ったのはユーロ/ドル。先週からのサポートだった1.1160ドルを抜けると、東京時間午後には1.1110ドルまで下落。背景にギリシャのデフォルト懸念や、イタリア総選挙の前倒しの公算による欧州の政治不安の再発懸念がありました。ドラギ総裁が欧州のインフレ見通しに悲観的で、「金融政策の変更を期待するのは時期尚早である」と発言したことも材料になりました。
もっとも、1.08ドルから1.1268ドルまでをわずか8営業日で達成した後で、反動が出やすい状況でもありました。この下げは押し目買いにとってはチャンスだったようで、欧州時間には1.1252ドルまで急回復して、この日の高値をつけました。
ユーロ/円は、ユーロ/ドルと共に下落して、124.26円を高値に123.15円まで急落後、欧州時間には124.38円まで戻しました。
2017年05月30日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 111.248 | 111.311 | 110.656 | 110.787 |
ユーロ/円 | 124.198 | 124.389 | 123.151 | 123.975 |
豪ドル/円 | 82.759 | 82.918 | 82.236 | 82.702 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2017年05月31日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは111.95円(2017年05月25日高値圏)、サポートは 110.20円(2017年05月18日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 111.95 | 112.15 | 110.20 | 109.55 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは124.65円(2017年05月29日高値圏)、サポートは 123.15円(2017年05月30日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1270ドル(2017年05月23日高値圏)、サポートは 1.1095ドル(2017年05月19日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 124.65 | 125.45 | 123.15 | 122.30 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは83.90円(2017年05月25日高値圏)、サポートは 81.75円(2017年05月18日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 83.90 | 84.05 | 81.75 | 81.10 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2017年05月31日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2017年05月31日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 18:00 | (欧) 5月消費者物価指数(HICP、速報値)(前年同月比) | 1.5% | 1.9% |
★★★ | 21:30 | (加) 1-3月期四半期国内総生産(GDP)(前期比年率) | 4.2% | 2.6% |
★★★ | 21:30 | (加) 3月月次国内総生産(GDP)(前月比) | 0.2% | 0.0% |
★★ | 27:00 | (米) 米地区連銀経済報告(ベージュブック) | - | - |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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