昨日(2017年05月24日)の動向
この日の米ドル/円は、FOMC議事録を待って111円台後半で様子見が続きましたが、NY時間には112.12円をつけるなど、やや買戻しが優勢でした。しかし、FOMC議事録公表後は一転して売りが強まり、111.46円まで下落。終値も3営業日ぶりのマイナスとなり、111.491円(前日比-0.294円)。ユーロ/ドルは、NY時間に1.1168ドルまで下げたあと、FOMC議事録公表後は1.12217ドルまで上昇しました。
この日公表された5月2-3日開催分のFOMC議事要旨は、「1-3月の米景気減速は一時的」であり、「大半のメンバーは近く引き締めが適切になる可能性が高いと判断」と利上げに前向きな姿勢が示されました。しかし同時に、「最近の景気減速が一時的であるとの証拠を得るまでは、現在の緩和政策を維持すべき」との意向も明らかになりました。
今月発表された米経済指標は、雇用統計を除きやや精彩に欠いていました。6月の利上げは順当としても、それ以降の利上げペースが後退する可能性もあるということで、米長期金利が下落し、米ドル/円が売られました。
前日0.75ドル台に乗せ、約1ヵ月ぶりの高値となる0.7516ドルをつけた豪ドル/ドルですが、この日は中国の信用格付け引き下げの報道を受けて大幅下落。しかし、0.7441ドルを底値に反転するとNY時間の終盤には0.750ドルを回復しました。
2017年05月24日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 111.758 | 112.128 | 111.468 | 111.491 |
ユーロ/円 | 124.987 | 125.393 | 124.902 | 125.080 |
豪ドル/円 | 83.622 | 83.724 | 83.241 | 83.682 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2017年05月25日)の展望
【米ドル/円】
レジスタンスは112.15円(2017年05月24日高値圏)、サポートは 110.80円(2017年05月23日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 112.15 | 113.15 | 110.80 | 110.20 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ユーロ/円のレジスタンスは125.40円(2017年05月17日高値圏)、サポートは 124.10円(2017年05月22日安値圏)です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.1300ドル(2016年11月09日高値圏)、サポートは 1.1095ドル(2017年05月19日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 125.40 | 125.85 | 124.10 | 123.35 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
レジスタンスは84.05円(2017年05月17日高値圏)、サポートは 82.75円(2017年05月22日安値圏)です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 84.05 | 84.55 | 82.75 | 81.75 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2017年05月25日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2017年05月25日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 17:30 | (英) 1-3月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前期比) | 0.3% | 0.3% |
★★★ | 17:30 | (英) 1-3月期四半期国内総生産(GDP、改定値)(前年同期比) | 2.1% | 2.1% |
★★★ | - | (南ア) 南アフリカ準備銀行(中央銀行)政策金利 | 7.00% | 7.00% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
当資料は投資判断の参考情報として提供しており投資勧誘を目的としていません。投資の最終決定はご自身でご判断ください。楽天FXで取引するには委託証拠金の差入れが必要です。取引手数料は無料ですが、各通貨ペアごとに異なるスプレッドがかかります。実際の取引では少額の委託証拠金でその額を上回る額の取引を行うことができ、そのため、差入れた委託証拠金を上回る大きな損失が発生する恐れがあります。