図:NY金 先物 (期近)日足チャート
単位:ドル / トロイオンス
ドル高にもゴールド堅調(2016年10月24日(月)掲載分より)
金曜日はドルインデックスの上昇にもかかわらずゴールドはしっかり。1,250ドルのサポートはやはり強そうです。Nymexの投資家のゴールドロングポジションは続落、先週火曜日のmarket on closeの数字で685トンとなり、前週の740トンから続落、急落前と比べると350トンばかりのゴールドの売りが出た計算になります。おそらくこれで、Nymexロングからの売りは一段落だと思います。ドル高にも耐性があり、このまま雇用統計そして大統領選挙へと行きそうな感じですね。
CFTC Commitment of Traders Report as of 18 Oct 2016(2016年10月24日(月)掲載分より)
再びドル高でゴールド売られる(2016年10月21日(金)掲載分より)
ゴールドはしっかりでしたが、ドラギECB総裁が理事会後の会見で量的緩和に縮小について言及しなかったことからユーロ売り、ドル高が進み、それに反応してゴールドが売られました。アジアは相変わらず静かですね。
ゴールド上昇が続く(2016年10月20日(木)掲載分より)
ゴールドは1,270ドル台まで上昇。Long liquidationによる下げが一段落、そして1,250ドルが堅かったことから、じわじわと上げが続いています。まあなんとなく予想通りの展開だと言えます。やはりこの下げ、インドの祭礼シーズン、そして中国の国慶節の連休明けにはまさに絶妙のタイミングで起こったと言っていいでしょう。米国の大統領選挙ももうすぐ、ゴールドはじわじわとあげる展開になりそうです。
LBMA Conferenceでの一年後の価格に対する参加者サーベイは
- ゴールド 1,347.40
- シルバー 20.90
- プラチナ 1,055ドル
- パラジウム 752ドル
というもので、すべて現在の価格よりも上昇という予想でした。
メタル上昇、底値堅し(2016年10月19日(水)掲載分より)
じわじわと上がってきましたね。やはり1,250ドルは堅くて、それ以上に売り込んで行く向きはそれほどいないようです。LBMAコンファレンスは昨日の夕方終わりましたが、最後に参加者へのアンケートでは来年のコンファレンス時(10月、来年はスペインバルセロナで。)の相場予想はゴールドは1,347.40ドル。シルバーは20.90ドルとゴールドは7%、シルバーは27%の上昇予想となりました。やはり業界関係者は上を向いている人間が多いようです。
Singaporeは蒸し暑い(2016年10月18日(火)掲載分より)
昨日も小動きに終始。わざわざシンガポールから書くこともなしですな。こちらでのコンファレンス、また別の機会にレポートしたいと思いますが、日銀の金融緩和の話が必ずほぼ誰のスピーチにも出てきます。我々が考える以上に日銀の金融政策は世界の注目を浴びているようです。今後日本がゴールドマーケットの最も大きな注目点になる可能性がありますね。それだけ、日銀の行っていることは前代未聞のすごい実験だとみられているようです。
マーケットの動きに関しては、結構強気の人間が多くてちょっとびっくり。そしてロンドンやシンガポールのマーケットでの新しいイニシアチブの話が、価格の動きよりも話されている感じです。それもまた別途レポートしたいと思います。