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ゴールドにショートカバー
池水 雄一
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Bruce(ブルース)レポートとは、金取引の第一人者、一貫して貴金属ディーリングに従事し、世界中のブリオン(貴金属)関係者の間でも名を馳せた池水雄一氏が執筆する、金融会社・貴金属…

ゴールドにショートカバー

2015/7/28
金曜日はアジアで2009年以来の1,077.50の最安値をつけましたが、その後ニューヨークの終わり間際に週末に向けてのショートカバーが入り、一時1,101ドルまで上昇し、1,099ドル近辺で一週間が終わりました。
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図1:NY金 先物 (期近)日足チャート
単位:ドル / トロイオンス

チャート出所:マーケットスピードより楽天証券作成

ゴールドにショートカバー(2015年7月27日(月)掲載分より)

金曜日はアジアで2009年以来の1,077.50の最安値をつけましたが、その後ニューヨークの終わり間際に週末に向けてのショートカバーが入り、一時1,101ドルまで上昇し、1,099ドル近辺で一週間が終わりました。土曜日日本時間早朝に発表されたComexの投資家ポジションはこの記録が公表されてからのもっとも少ないポジションとなり、過去10年では最低レベル、そしてヘッジファンドがネットショートに回っているようです。その反動が怖いです。今週はFOMCが開かれます。9月利上げがあるのかどうか、それに対する言及があるのでしょうか。マーケットは弱気が大勢を占めているだけに、その内容と影響が注目されます。

CFTC Commitments of Traders Report as of 21 Jul 2015(2015年7月27日(月)掲載分より)

投資家ロングは156トンから54トンへほぼ100トンの減少。これは過去を振り返っても2007年からは未聞のレベル。グロスポジションで見るとヘッジファンドは2006年の記録の取り始め以来、初めてのネットショートになっています。

神経質な動き続く(2015年7月24日(金)掲載分より)

神経質なマーケットが続いています。まだ落ち着きどころを見つけられていないようなそんな感じですね。昨日はアジアはしっかり。午後からは1,098ドル近辺での推移、そしてロンドンが始まるころ午後4時過ぎには1,100ドルを越え一時1,106ドルまで上昇しましたが、その後のニューヨークでは一貫して下げて、安値は1,087ドル、引けは1,090ドルとなりました。神経質だけどfeaturelessなマーケットです。ただここから大きく下げない限り、確実に実需の需要は出てきています。ここにとどまればとどまるほど実需の買いが増えていき、それが底値を形成していくことを期待したいところです。

昨日あがったパラジウムも結局欧米で上がった分以上に下げました。昨日の朝のあの上げはなんだったのか、不思議です。

Gold ETFが再び減少の勢いを強める(2015年7月24日(金)掲載分より)

SPDRの残高が700トン割れ、現在684トン。世界のETF全体でも1,560トンとピークの2,630トンから1,070も減少しています。過去3年の間にそれだけの売りが出たということになります。

とりあえず落ち着き?(2015年7月23日(木)掲載分より)

昨日は静かですが、アジア・欧州で弱含み、ロンドンで1,087ドルまで下がった後、ニューヨークではじわじわと上昇、1,097ドルまで上昇したあと1,093ドル近辺でクローズとなりました。マーケットでは弱気論が圧倒的になってきましたがとりあえずこの辺りで落ち着きそうな感じです。誰がやったかまだわかりませんが、月曜日の日本が休みのアジアのオープニングの薄い時間に8,000ロットも成り行きで売ったやつはとりあえず上手く行ったということですね。

ただNymexの投資家ロングはほぼゼロに近くなっており、そして実需はないないといわれながらも、確実に現物の引き合いは増えてきています。ここからもう一段下げるとすれば、今度はヘッジファンド等々のショートセリングがメインなドライバーにならなければなりません。ここからショートする?のは相当勇気がいることだと思いますがどうでしょうか。とりあえずロングの損切りが終わってしまえば、年後半は1,200ドルへと戻っていくのではないでしょうか。どうみてもoversold に思えます。

一方パラジウムがなんだか変な動きです。今朝先ほど東京時間の7時半くらいから、ニューヨークの引け628ドルから急騰、642ドルまで上昇しています。昨日、そして今日とパラジウムには確実に買いが入っているようです。ロジウムでの動きと同じく、おそらく安値とみたユーザー(触媒、自動車等)からの買い手当てが入っているのではないでしょうか?

パラジウムが反発(2015年7月22日(水)掲載分より)

月曜日フラッシュクラッシュの後、二日を過ぎて1,097-1,110ドルで少し落ち着いてきました。昨日の連休明けのTocomは思ったほどの大きな動きはなく、整然と海外のドル建て相場に忠実なマーケットになりました。特に爆発的な実需の買いも見られませんでした。ただ日本の貴金属商の店頭では安値とみた個人投資家がたくさん買いに来ているみたいですね。東南アジアでもさすがに需要が出てきています。夏休みの期間に入っていること、相場の底値を確認したいということもあり、本格的な実需の買いが入るにしても、まだ待つ必要がありそうです。ゴールド、シルバー、プラチナが静かな中、パラジウムが大きく反発、ロジウムと同じく需要家の安値拾いの買いが入っているのかもしれません。

ロシアがゴールド準備を増加(2015年7月22日(水)掲載分より)

ロシアが6月に24トンのゴールドを買い、今年前半の合計が67トンとなり彼らのゴールドの残高が1,275トンとなり、中国に逆転されましたが世界で7番目のゴールド持ち高です。ロシアは近年ずっとゴールドを買い続けており、この傾向は今後も続いていきそうです。ルーブル防衛の意味合いも濃いいのでしょうね。昨年年末には史上最安値の1ドル79.52ルーブルというのがありました。

Gold Flash Crash!(2015年7月21日(火)掲載分より)

日本が休みの昨日、とんでもない動きとなりました。そのエネルギーは金曜日のニューヨークの引け間際に今年の安値であった1143ドルをブレイクし、2014年の安値1,132ドルもブレイクしたことです。引けは少し持ち直しましたが、大きな戻りはないまま週末に。そして月曜日のマーケットオープニング、Globexは東京時間7時ですが、金曜日の引けの値段である1133ドルでオープン、何もないようにみえましたが、10時24分にフラッシュセリング、誰かが巨大な売りを入れたようです。3分、10時27分ごろには1,081-1,082ドル近辺まで一瞬にして下落しました。

CFTC Commitments of Traders Report as of 14 Jul 2015(2015年7月21日(火)掲載分より)

投資家ロングは165トンから157トンへ減少。投資家ロングはさらに減少。ほとんどのプレイヤーがゴールドマーケットから離脱、もしくはショートが増えているということになっています。少なくとも過去10年では最も少ないレベルです。

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