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雇用統計でショートカバー大幅上昇など
池水 雄一
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Bruce(ブルース)レポートとは、金取引の第一人者、一貫して貴金属ディーリングに従事し、世界中のブリオン(貴金属)関係者の間でも名を馳せた池水雄一氏が執筆する、金融会社・貴金属…

雇用統計でショートカバー大幅上昇など

2014/11/11
マーケットがあまりに弱気に傾いたこと、おそらく雇用統計の結果さらなる売りを期待していたことが金曜日の上げの背景にあると思います。
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雇用統計でショートカバー大幅上昇    11月11日(月)分より

マーケットがあまりに弱気に傾いたこと、おそらく雇用統計の結果さらなる売りを期待していたことが金曜日の上げの背景にあると思います。土曜日朝に発表された先物市場における投資家ポジションはロングが大きく減少(ショートが増加)しています。前週は317トンのネットロングであったのが、167トンロングに減少、つまり先物から150トンの売りが出たことになります。(火曜日のマーケットクローズ時点での数字)これは昨年年末以来の低水準のロングになります。しかし少なくとも過去6年間ではこのレベルはほぼ最下限にあり、このレベルまでポジションが減少したあとはほぼ必ず大きく戻していることがわかります。そういう意味でも今週金曜日の大きな上昇は先物ポジションの行き過ぎたショートのカバーという市場の内部要因と、買われすぎたドルが予想より悪かった雇用統計をきっかけに、ポジションの整理があったということが重なって大きな上昇となりました。高値引けをしたということからまだ買いのエネルギーは残っていると思われますが、週末でみんな冷静になってもう一度マーケットを見直すことになるでしょうね。とりあえず弱いショートがカバーしたということで、これに続いてまだ買われるのかそれとも見直し売りが出るのかが今日の注目点。オープニングは金曜日のニューヨークの引けの1178ドルから1171ドルまで下げています。とりあえず週末で買いは落ち着いたようですね。

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ゴールドFixingはICEに    11月11日(月)分より

雇用統計の影に隠れていましたが、ゴールドFixingの後継はICE (Intercontinental Exchange)がやることになったようです。Liborも現在彼らが管理しているので、規制当局対策を考えてこういうことになったのでしょうね。

プラチナは1200ドルを割り込み    11月7日(金)分より

プラチナは1200ドルを割り込んでいます。ゴールドはどうも中国を始めとした実需の買いが未だに見られません。もう少し下げなければいけないのか?それとも今晩の雇用統計後の相場の成り行きを待っているのか。とにかくこのドル動きが続く以上は積極的にメタルは買えないというのがマーケット参加者の大部分の心情のようです。個人的にはゴールド4100円ではふたたびちょっと現物を拾いたいと思っています。プラチナもいいところに来ていますねえ。もう一声待ちたいかな。

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シルバーは過去4日間で10%も下落    11月6日(木)分より

シルバーは過去4日間で10%も下落。Gold/Silver Ratioも一時75まで拡大。ゴールドに対して割安な状況が続いています。でもどうもすぐにこれが解消されるような雰囲気ではないですね。ただ長期的にはやはりこのシルバーは圧倒的に割安だと思いますが。

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日銀金融緩和のレベル    11月5日(水)分より

現在日銀が行っている金融緩和、どれくらいのものか考えてみましょう。総額約80兆円となり、これは月ベースにすると6.66兆円=606億ドルとなり、米国のQE3の一月あたりの850億ドルに近い数字です。日本の経済規模は米国の約1/3であることを考えるとおそらく歴史上最大レベルの金融緩和だといえます。欧州全体と比べると日本の経済は約1/4ですが、日銀のバランスシートはこの追加緩和の発表前にもはやECBのそれを超えていました。日銀のやってること、実はFRBはECBの緩和とは比較にならないほどでっかいバズーカ砲をぶっ放してるということです。ちょっと落ち着いてこれの影響を考えてみたいと思います。

ドル小動きでゴールドも小動き    11月5日(水)分より

昨日は連休明けで日経平均が大きく買われましたが、ドルの動きは比較的落ち着き、ニューヨークでも株価は小動き、ゴールドとシルバーも目立った動きはなく小動きに終始。唯一独歩高であったパラジウムが800ドルから785ドルまで売られました。ゴールドはとりあえず1160ドルは破られず、このあたりのレベルで雇用統計待ち。明日はADP non-farm payrollが発表で、金曜日に本ちゃんの雇用統計。1155-1160ドルレベルがブリーチされるとまたぞろ大きく売られる可能性もあります。実需の需要は明らかに増えてきてはいますが、とりあえず多くの参加者はゴールドの下がる可能性を考えており、本格的に買いには入らず様子をみているような具合です。4月のような下へのbreakoutがあるのかどうかとても気になりますね。ここがサポートできるかどうかはやはり実需の買いがどれくらい出てくるかどうかですね。ドイツではこの下げでゴールドの地金やコインそしてシルバーのコインが普段の2-3倍の勢いで売れているようです。こういった草の根の買いがどれくらい世界中で出てくるのか注目です。

円安で円建てメタル大幅高    11月4日(火)分より

10月31日からマーケットは大きく変わってしまいましたね。特に日銀のさらなる金融緩和の発表が大きくマーケットのドル買いを促しました。昨日日本の休日にドル円は一時114円まで上昇しました。それに応じてゴールドは売られて昨日は1162ドルまで下げ1160-1170ドルのレンジでの動きとなりました。この金曜日・月曜ととりあえずこのあたりで下げ止まっているため、円建てでは円安の影響が大きく、円建てではゴールドは金曜日の東京引けから40円、シルバーは1.4円の上昇、そしてドル建てではほとんど下落しなかったプラチナ、逆に800ドルを超えて上昇したパラジウムは130円、160円の大幅高となっています。ドル建てメタルの売りの勢いがこのあたりでとりあえずの底を打っている今、円建てはやはり円安の影響の方が大きくなりそうです。この円安いったいどこまでいくのでしょうか。この緩和、この後がとっても不安です。。円安って我々の円建ての資産の価値が目減りしていくということです。それは肝に銘じておいたほうがいいです。外貨もしくはゴールドを保有している意味がどんどん大きくなってきています。このリスクはどんどん大きくなりますよ。

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