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日経平均は、日柄調整、値幅調整とも最終局面の可能性アリ-上方修正銘柄の押し目は買っていくところ-
出島 昇
柴田罫線実践教室
株式会社オルタナレッジ「柴田罫線」で分析した提供レポートです。 「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいりま…

日経平均は、日柄調整、値幅調整とも最終局面の可能性アリ-上方修正銘柄の押し目は買っていくところ-

2010/5/18
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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先週のNYダウは大幅急反発後、大幅反落

先週は、今年2回目の買チャンスに突入しているが、じっくり狙える可能性が高いとしました。その理由の1つとして、NYダウの5月6日(木)の一時1,000ドル近い下げとなって9,869ドルまでの長いヒゲは、発注ミスとはいえ亀裂を生んだことは間違いなく、この長い下ヒゲを実体で埋めにくるとしました。そうでなくても、週足でみると5月7日(金)の▲139ドルの10,380ドルの終値は、すぐにこれまでのような上昇過程にのることができる形ではありません。週明けの5月10日(月)のNYダウは、前週末のEUとIMFによるヨーロッパ圏諸国の危機に瀕した場合に備えて7,500億ユーロ(約89兆円)の協調融資枠の設定に合意し、欧州中央銀行は国債の買い上げを実行することになり、△404ドルの10,785ドルの急反発となりました。翌日(5月11日)は、中国の金融引き締め観測から▲36ドルの10,748ドルと反落するものの、5月12日(水)にはスペインの緊急財政計画を好感し、またIBMが強気見通しを発表したことで△148ドルの10,896ドルと急落前の水準に戻ってきました。しかし、柴田罫線でみると、何の形もないままの反発であり、急落後の買戻し中心の上昇だといえます。ただし、チャート上は5月7日(金)の終値10,380ドルから大きな陽線となっていますので、当面は10,380ドル水準が下値のメドで、余程の悪材料がない限り、5月6日のザラ場安値9,869ドルを実体で埋める動きとはならないといえます。結局、5月13日(木)になると、大幅上昇による反動と住宅ローン関連証券をめぐる問題が刑事事件へ発展する可能性があるということで▲113ドルの10,782ドルとなり、5月14日(金)は欧州の財務問題が再燃し、欧州株式が大幅下落となり、原油先物も急落したことでNYダウも一時▲245ドルの10,537ドルまで下落して、終値は10,620ドルでした。

先週の日経平均は、短期の買転換が出現したが、NYダウにつれ安

日経平均は、5月10日(月)には、EU16ヶ国の支援策がまとまったことを受けて△166円の10,530円となりましたが、依然として欧州信用不安は根強く、上値を追う動きとはなりませんでした。この日の引け後のNYダウは△404ドルの10,785ドルを急反発したものの、翌日の5月11日(火)の日本市場は寄り付きこそ△112円の10,643円の高寄りして上げ幅を縮小し、後場になると中国の早期利上げ観測から上海市場が軟調となったこともあり▲119円の10,411円と反落しました。5月12日(水)も▲17円の10,394円と続落でした。しかし、この日の引け後のNYダウは△148ドルの10,896ドルとなり、欧州のGDPが予想を上回ったことでユーロ高・円安となったこともあり、△226円の10,620円となってろあ買いが出現しました。上に伸びるためには、75日移動平均線の10,650円を突破しなければなりませんでしたが、この日の引け後のNYダウが反落したことで週末の日経平均は▲158円の10,462円となりました。

じっくり狙える可能性が高いとしたように、今週は安いところを買っていくところ

NYダウが5月6日(木)の異常に長い下ヒゲを埋める動きになれば、日経平均も2月9日の9,867円を試す動きとなって10,000円を割ってくる場合を想定しました。しかし、NYダウがいったん大きく上昇して長い陽線を出したことで、5月7日(金)の終値10,380ドル(ザラ場安値10,241ドル)水準で目先は止まり、その場合は日経平均は下げても5月7日のザラ場安値10,257円水準で止まるとみていました。さらに先週末のSQ決算値10,453円を終値で10,462円となって上回って引けたので、10,257円は切らない可能性がありました。ところが、ユーロがドルに対して1年半ぶりの安値をつけ、円に対しても1ユーロ=112円台まではいってきたことで、2011年3月期の企業業績で想定レートを120円台にしている主力輸出企業が下げを主導しています。その結果本日は、5月7日の10,257円をアッサリ下に切る10,158円まであって終値は▲226円の10,235円となりました。しかし、日経平均は上昇が4月5日の11,408円をピークに調整入りとなっており、直近の日柄からいうと今週末から来週にかけて到来し、10,000円を割る水準まで下げれば値幅調整も完了となる可能性があります。今週は、5月20日(木)に国内GDPの発表もあり、予想を超える数字が出れば、上昇へのキッカケとなることも考えられます。注目銘柄としては住友重機(6302)、富士電機HD(6504)、東ソー(4042)、日本バルカー(7995)、東芝(6502)、三井物産(8031)、日本軽金属(5701)など。

(指標)日経平均

5月10日(月)の分析では、前々週末5月7日(金)の終値は▲331円の10,364円となり、チャート上は下値メドとなる10,200円水準にザラ場で到達したことで、この水準から下は買っていくところとしました。5月10日(月)はヨーロッパでの緊急支援基金の設立や国債買い入れなど思い切った対策が出てきたことで△166円の10,530円となりました。この日のNYダウは△404ドルの10,785ドルと急反発しましたが、5月11日(火)の日本市場はすでに織り込み済みとして▲119円の10,411円、5月12日(水)も▲17円の10,394円の続落となりました。5月12日(水)のアメリカ市場では、欧州のGDPが予想を上回り、スペインが追加の支出削減計画を打ち出したことでNYダウは△148ドルの10,896ドルとなりました。これを受けて5月13日(木)の日経平均は△226円の10,620円となって短期の買転換が出現しましたが、75日移動平均線(10,650円)を超えることができず、NYダウの急反落とともに週末の5月14日(金)は▲158円の10,462円となりました。本日は▲226円の10,235円となって10,344円を大きく下に切って引け、逆にろあ売出現となりました。また、3月10日の7,021円からの上昇トレンド(A)を下に切りましたので、上昇トレンド(B)を想定した分析となります。NYダウ次第になりますが、次は10,000円水準を守れるかどうかとなります。10,000円以下は、目先売られ過ぎとなってきますが、予想外のユーロ安・円高の進行がどこまで織り込まれているかということになります。しかし、そろそろ日柄調整と値幅調整が終わる局面に近づいているといえます。売られ過ぎで9,700円台をみておけばよいでしょう。根ガサの輸出関連中心の下げですので、個別株はそんなに大きく下げないと思われます。

日経平均

(指標)NYダウ

このゴールデンウィークの間に、日足で(1)4月15日の11,154ドル、(2)4月29日の11,197ドル、(3)5月3日の11,177ドルと3尊天井を形成して、5月4日に10,926ドルで売転換が出現し、5月6日にはギリシャの財政問題がヨーロッパ各国に拡大するという懸念とシティの発注ミスもあって、NYダウは9,869ドルまで下落して▲347ドルの10,520ドルとなり、週末も続落して▲139ドルの10,380ドルで引けました。しかし、週末のヨーロッパでEUとIMFが7,500億ユーロの協調融資枠の設定や欧州中央銀行による国債の買い上げなど思い切った対応が出てきたことで、週明けのNYダウは△404ドルの10,785ドルの急反発となりました。実体で5月6日の9,869ドルの長い下ヒゲを埋める動きも想定していましたが、10,300ドル水準がフシになるところであり、ヨーロッパの財政問題への懸念が後退したことで、先に戻りを試す形となりました。5月12日(水)にはスペインの緊急支出削減計画やIBMの強気の見通しを受けて△148ドルの10,896ドルの大幅高となり、急落の時の水準に近づいてきました。ただし、柴田罫線では、何の形も出ないままの上昇であり、自律反発とみることもできました。そして、5月13日(木)は▲113ドルの10,782ドル、5月14日(金)は再び欧州の債務問題への懸念が再燃し、一時▲245ドルの10,537ドルまで下げて終値は▲162ドルの10,620ドルとなりました。先週末は、急反発して再び急反落となりましたが、この形ですと普通は5月7日の終値10,380ドル水準は守ることになります。ただし、EU問題が新たな悪材料となれば、5月6日の9,869ドルの長い下ヒゲを埋める動きも想定しなければなりません。

NYダウ

(指標)ドル/円

5月6日(木)は欧州各国の財政問題の拡大懸念、上海株式の大幅安、NYダウの1,000ドル近い急落でリスク回避の円買いが一気に高まりザラ場で87.948円まであって終値は90.501円となりました。先週は欧州の財政問題次第となりますが、5月6日のザラ場安値87.948円を実体で埋める動きとなるのか、それとも90円水準までの円高となってそこでもみあって再び円安方向となっていくのかとしました。5月6日のザラ場87.948円を実体で埋めるにはNYダウが、5月6日(木)の9,869ドルという異常に長い下ヒゲを埋める動きとなることが前提でした。しかし、先週のNYダウは5月12日(水)には△148ドルの10,896ドルとなって急落前の水準まで戻してきていますので、よほどのことがない限り9,869ドルを実体で埋める動きは当面はないかもしれません。NYダウは下げても5月7日(金)の終値10,380ドルぐらいが現時点では想定されるところです。そうなると、目先は90円水準の円高となってその後、円安方向というシナリオが考えられます。本日は、ユーロ安・円高が進行し、1ユーロ=112円台までの円高となっていますが、ドルに対しては92円前後のやや円高という状況です。ユーロの全面安ですので円のドルに対しては91円台の円高で止まる可能性もあります。

ドル/円

 

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