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日経平均が戻れば、大型連休前はキャッシュ化が基本
出島 昇
柴田罫線実践教室
株式会社オルタナレッジ「柴田罫線」で分析した提供レポートです。 「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいりま…

日経平均が戻れば、大型連休前はキャッシュ化が基本

2010/4/27
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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先週も、日経平均は調整続くがアメリカ株高で下値は限定的

先週の予測では、前週末の4月16日(金)にNYダウが▲125ドルの11,018ドルとなったことで、アメリカ市場は企業決算も材料出尽しの可能性があるとして、日経平均は75日移動平均線(4月19日の時点で10,634円)を試す動きとなることを想定しました。しかし、NYダウは企業決算で予想を大きく上回る企業が多く、又好調な経済指標に支えられて、4月19日(月)~4月22日(木)まではジリ高となって11,134ドルで引けました。NYダウの連続4日の上昇で11,140ドルを抜けなければ急落という形になるところでしたが、週末の4月23日(金)は3月新築住宅販売件数が約50年ぶりの大幅増となったことで、△69ドルの11,204ドルとなって、急落の形を回避して引けました。

日経平均は、4月19日(月)に10,878円まであって終値は▲193円の10,908円で引けました。4月20日(火)は、前日のNYダウが△73ドルの11,092ドルとなったことで10,999円まで上昇しましたが、先物主導で売られ3日続落の▲8円の10,900円となりました。翌日は、アメリカ株式の堅調さと為替の93円台の円安、石油価格の上昇からの商品高を受けて△189円の11,090円と大幅反発しました。しかし、翌日の4月22日(木)はギリシャ財政問題の再燃や円高を受けて10,866円と4月19日(月)の安値を下回ったものの、大引けにかけては下げ幅を縮小し▲140円の10,949円となりました。週末の4月23日(金)は、アメリカ株式は堅調なものの材料不足や週末のG7,G20を控えて様子見ムード強く、一時10,865円まで下げて、大引けは▲34円の10,914円でした。NYダウが下落しなかったことで、75日移動平均線を試すところまでは下落しませんでした。

今週は、再び高値圏でのもみあいか

先週末のNYダウは、△69ドルの11,204ドルと年初来高値更新となりました。その要因は3月新規住宅販売件数が予想の△5.5%を大きく上回る△26.9%と約50年ぶりの大幅増となったことがあります。但し、住宅支援策が3月で切れるのを前に駆け込み需要が多くあったのというのが実情のようです。さらにギリシャの追加支援をEUとIMFが決めた事で7日ぶりにユーロが対ドルに対して反発し、原油先物が上昇してエネルギー関連株が相場を押し上げました。為替は円はユーロ、ドルに対して安くなりました。

本日(4月26日)の日経平均はアメリカ株高と1ドル=94円台の円安を受けて先週まで続いていた外需売り、内需買いの反対売買が続き主力の自動車、ハイテクなどの輸出関連銘柄中心に全面高となり、大引けは△251円の11,165円となりました。円安を材料にした買いは短期筋が多く、海外勢からの買いは今のところ目だっていないということです。現在の相場状況はこれまで過熱し過ぎた株価上昇の反動安という局面で、下値ポイントを75日移動平均線においていますがNYダウが下げなければどうしても下値は限定的となってしまいます。本日は△251円の11,165円の大幅上昇となりましたが、後場は高値圏でほとんど動きが無く上値には売り物が控えているようです。テクニカル的には大局調整局面が続いていると言う相場状況に変化は無く、あくまでも今日の上昇は自律反発、4月5日に高値11,408円をつけてからは高値安値を切り下げる緩やかな下降トレンドは続いており、今も調整継続と言う基本的な流れに変化は有りません。上げ下げを繰り返しながらも高値と安値が順次切り下がると言う流れが今も相場を支配していますので、今日の株価反発でトレンド転換、相場の流れが変わったと言う判断は現時点ではまだ出来ません。調整完了と判断するのは時期尚早、引き続き大局調整局面が続くと考えて対応して行かなければなりません。

明日以降も上昇して11,300円を超えてくるようですと11,000円~11,400円の高値圏のもみあいとなって為替のさらなる円安とともに再上昇となるパターンも考えなければなりません。現時点では4月22日の終値10,949円を20円下に切ると柴田罫線では久しぶりに売転換出現となりますので、再度安値を試す局面がくると考えておく方がよいでしょう。投資スタンスは引き続き個々の企業の決算発表を待ち、じっくりと業績動向を見極めて対応していくということになります。特に毎年の事ですが将来のことは誰にも分からない以上、大型連休前に相場が上昇すればキャッシュ化優先を実行するのがよいでしょう。投資アナリストが言っているように連休明け相場が高いとしてもそれは運よく勝ったということにしかならず、そのような投資手法を続ければどこかで必ず、すべてを無くしてしまうということになります。

(指標)日経平均

先週は、NYダウや為替次第で75日移動平均線(10,600円台)を目指すとしました。4月19日(月)は、前々週末の4月16日(金)のNYダウが急落と1ドル=92円前後の円高を受けて▲193円の10,908円となりました。その後、NYダウは4月22日(木)まで4日続伸となりました。日経平均はNYダウに連動して上昇することなく日柄調整が続きましたが、下値も限定的で何度も10,800円台は試すものの大引けでは10,900円台を守りました。4月23日(金)は10,865円まであって10,914円で引けました。この日の引け後のアメリカ市場でNYダウは△69ドルの11,204ドルと年初来高値更新となりました。このアメリカ株高と為替の1ドル=94円台の円安を受けて本日(4月26日)の日経平均は輸出関連株中心に買い戻しがはいり、全面高となって△251円の11,165円となりました。ここからもみあって4月5日の11,408円を上に抜ければ別ですが10,929円を終値で切るとより確実な売転換となってきます。

日経平均

(指標)NYダウ

4月15日(木)に6日続伸となったあと、柴田罫線で上値抵抗ラインとしたところに到達し、4月16日(金)は米証券取引委員会(SEC)がゴールドマンサックスをサブプライム関連商品の販売に関する詐欺罪で訴追したことでNYダウは10,973ドルまで下げて大引けは▲125ドルの11,018ドルとなりました。先週はNYダウも調整にはいると思われましたが、1-3月期の決算発表で予想を大きく上回るものが多く戻りを試す展開となりました。4月22日(木)はムーディーズのギリシャのソブリン格付けやノキアなどの決算の失望売り、さらに新規失業保険申請件数が予想を下回ったことで一時▲108ドルの11,016ドルまで売られましたが、3月の中古住宅販売件数が予想を上回り、オバマ大統領が演説で金融規制法案について新たな提案をしなかったことで買いに転じ△9ドルの11,134ドルと4日続伸となりました。柴田罫線では4月16日(金)に陰線を出したあと4月22日(木)の11,134ドルで陽線が出たことで4月16日の10,973ドルを下に切ると久しぶりに売転換出現となります。又、4月22日(木)は長い下ヒゲの小さな陽線となっており、ふつうはこの形はいずれ実体で埋めにくる形です。週末の4月23日(金)はギリシャ問題がいったん落ち着き、3月の新規住宅販売件数が約5年ぶりの大幅増となったことでNYダウは△69ドルの11,204ドルと年初来高値更新となりました。

NYダウ

(指標)ドル/円

4月16日(金)は中国の金利引き上げ観測やゴールドマンサックスが提訴されたことで、NYダウは▲125ドルの11,018ドルとなり為替も一時1ドル=91.896円まで売られ終値は92.15円でした。次の下値ポイントは91.50円の水準ですが92円から下はフシが多いため戻りを試しながら90円水準に向かうとしました。結局、今週はアメリカ株式が戻りに転じたことで、ドルも買われ戻りを試す動きとなりました。4月19日(月)は次の下値ポイントとした91.50円に接近する91.589円まであって終値は92.404円となりました。アメリカ株式の上昇からドルもジリジリと戻りを試す動きとなり4月22日(木)は終値で93.468円となってろく買が出て、さらに戻りを試す形となりました。そして、週末の4月23日(金)は94.317円までドルが買われて終値は93.936円で引けました。このままもう一段戻りを試して4月2日の94.685円に対するダブル天井のような形となるのか、それとも戻りの2番天井のような形となって、その後90円水準を目指すという動きを現時点では想定しています。

ドル/円

 

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