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先週は、想定したようにアメリカ株式が上昇し、日経平均10,800円接近竏注。週はNYダウ要注意
出島 昇
柴田罫線実践教室
株式会社オルタナレッジ「柴田罫線」で分析した提供レポートです。 「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいりま…

先週は、想定したようにアメリカ株式が上昇し、日経平均10,800円接近竏注。週はNYダウ要注意

2010/3/16
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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先週は、コール有利のSQの週で日経平均は10,800円に接近

先週は、アメリカ株式がさらに上昇すれば日経平均は10,800円水準でピークの可能性としました。そして、3月11日(木)のメッセージで、今回はNYダウの動きに注目(3月3日のメッセージではNYダウよりナスダックに注目としました)としています。3月3日(水)のメッセージで、今回はNYダウの上昇よりもナスダックの上昇に注目とし、3月5日(金)は、2月の雇用統計が市場の予想を上回ったことで、ナスダックは昨年来高値を更新して2008年9月以来の△34Pの2,326Pとなり、NYダウも△122ドルの10,566ドルと大幅上昇しました。週明けの3月8日(月)はアメリカ株高と為替の1ドル=90円台の円安を受けて△216円の10,585円の大幅高となり、柴田罫線の1つ目の上値の関門10,581円を4円上に抜けて引けました。そのため先週の予測では、アメリカ株式がさらに戻りを試せば日経平均は10,800円を目指すとし、目標まで達しなくても10,600円~10,800円は戻りのピーク近辺として個別株の上昇したものは利食い優先としました。NYダウは先週は3月8日(月)▲13ドルの10,552ドル、3月9日(火)は10,612ドルまで上昇するものの伸び悩んで△11ドルの10,564ドル、3月10日(水)は△2ドルの10,567ドルとなりましたが、週末(3月12日)は10,624ドルで引けました。ナスダックは6日連続で上昇し3月11日(木)△9Pの2,368Pとなり、週末は▲0.8Pの2,367Pでした。ナスダックは1月11日の2,326Pをすでに抜いて日足の上値抵抗ラインに到達してきており、いったん下落の可能性が高まってきました。NYダウも1月19日の10,729ドルに対するダブル天井かもしくは2番天井を形成することを想定してきましたが、このまま上昇すると売りの形になりやすくなります。悪材料がでるとそのままいったんの下落も考えられます。

今、アメリカ株式は強気ムードになっています。その背景は先週末の2月の雇用統計で減少が▲36,000人にとどまり失業率も少し改善していることで実質上雇用市場の悪化に歯止めがかかったとの期待が広がってきているからです。雇用が底入れしてから約半年遅れて雇用が上向くとの経験則があり、それからみると3月には雇用が増えるとの期待が高まっています。しかし、慎重な見方をすればいくつかの注意点があります。

1つは日米ともにそうですが、出来高が増加しないままで上昇しているということです。これはきっかけ次第で急落というリスクがあります。2つ目は長期金利が上昇傾向にあるということです。景気回復が鮮明になると出口戦略が早まる可能性があります。最近、金が売られているのは金利上昇を懸念しての動きといえます。3つ目はギリシャの財政を巡る不透明感は一服しているもののいつ再燃してもおかしくありません。以上のことを考えると大きく強気に傾くのは危険だということになります。

3月11日(木)の日経平均は前場はアメリカ株高と為替の90円台半ばの円安から堅調な動きで△94円の10,658円となりました。すでに3月8日(月)の10,585円で上値の関門の10,581円を抜けて終わっていましたので、一服したあとの大幅反発といえます。

しかし、前引け後に中国の2月のCPI(消費者物価指数)が予想の△2.3%を上回る△2.7%となったことで、利上げ懸念が高まり一時10,588円まで下げるものの押し目買いがはいって△101円の10,664円となりました。本日の動きは先週末のオプション攻防でコール有利で終わっていましたので、10,500円を切らなかったことで買い戻しがはいって上昇しました。アジア株とアメリカのグローベックス先物も下がっていましたので、上昇したのはSQの週の特有の動きといえます。

3月12日(金)は、前日のアメリカ株高を受けて△112円の10,777円で寄り付くものの、そこがこの日のピークとなって前引けは上昇幅を縮め△43円の10,708円でした。後場になると日銀の追加の金融緩和策への期待から円安基調となり、輸出関連株が買われて△86円の10,751円となりました。メジャーSQ値は10,808円となりましたが、1度もここに到達することはありませんでした。

先週末は、SQ清算値10,808円をこえない10,751円で終わる-経験則では調整も-
利益確定優先

先週のSQ清算値は10,808円となり、ここに1度も届くことなく日経平均の現物は10,751円となりました。過去の経験則からいうと10,808円をこえることができなければ調整の可能性が高まります。SQ値が先週末のように高値で値をつけると、ここで大商いとなってどうしてもそこがフシとなってしまうからです。ただ、3月16日~3月17日の日銀の金融政策決定会合でどうのような金融緩和策がでるかどうかにもかかっています。市場予想をこえるものがでると日経平均は上に抜ける可能性もありますが、そうでなければ材料出尽くしとなって円安が一服してしまい株価の押し上げ要因がなくなります。

本日の日経平均は、寄り前の外国証券10社の注文状況が8日連続の買い越しとなったことで買安心感が広がり、為替も日銀の金融政策決定会合での追加の金融緩和策への期待から円安基調にあることで10,802円で寄り付き、先週末のSQ清算値10,808円と同値の10,808円まで上昇し、その後は利益確定売りに押されて10,708円まで下落しましたが、買い戻されて△0.72円の10,751円で引けました。さらに上に行くためにはSQ清算値10,808円をザラ場でこえてもダメで終値でこえなければなりません。NYダウと金融政策決定会合の内容次第ではいったんの調整入りとなります。当面ファンダメンタルズが改善しており日経平均が下げると絶好の買チャンスとなります。

(指標)日経平均

当面は、1月15日の10,982円の高値に対する2番天井(10,800円水準)の動きとなるかどうかとしました。3月8日(月)はアメリカ株高と90円台の円安を受けて先物の買い戻しから全面高となり△216円の10,585円で引けました。柴田罫線の1つ目の上値の関門である10,581円を4円抜けて終わりましたので、さらなる上を試すところですが、アメリカ株式次第としました。もう1つの上を試す要因に先週末の大幅上昇でSQ1週前のプットとコールの攻防でコール有利に終わっているためよほどの悪材料が出ない限り戻りを試す形といえました。3月11日はアジア株は軟調、グローベックス先物もマイナスであるのに△101円の10,664円という上昇はコール(買い方)のSQの週特有の動きといえます。先週末は△86円の10,751円となってこれまで10,800円水準で目先のピークとしていたところまで上昇してきました。SQ清算値が10,808円となってこれより安く引けていますので、経験則では来週は軟調にあるところです。本日は10,802円で寄り付きSQ清算値の10,808円で止まって10,708円まで下落して10,751円で引けました。今週、終値で10,808円をこえることができなければいったんの下落となってきます。

日経平均

(指標)NYダウ

先週のチャート分析では、1月19日の10,729ドルを試す動きへとしました。前週末の3月5日(金)は、雇用統計の改善を受けてNYダウは△122ドルの10,566ドル、ナスダックは△34Pの2,326Pとなって2008年9月以来の高値となりました。3月3日(水)に想定したようにナスダックがNYダウを引っ張る形となり、週末の3月12日(金)のNYダウは10,624ドルとなって1月19日の昨年来高値10,729ドルにあと100ドルのところへ接近してきました。週末の上昇で、ほぼ売りの形ができあがりますが、1月19日の10,729ドルの水準まで上昇するとかなり高い確率で下落となります。このまま下落してもおかしくありませんので、ダブル天井となるか2番天井となるかというところです。柴田罫線では1月11日の終値が10,663ドルですから先週末(3月12日)のザラ場高値が10,644ドルですからダブル天井のような形になっているともいえます。FOMCを3月16日に控えてどんな材料が飛び出してくるかわかりませんが、何もなければ今週は要注意の週といえます。引線の終値で10,280ドルを切ってくると、ろあ売出現となり、10,000ドルを試す動きとなってきます。そうなるとNYダウは下落率の大きい調整の可能性がありますが、あくまでも上昇トレンド(B)にサポートされますので、日経平均の連動安は絶好の買チャンスとなってきます。

NYダウ

(指標)ドル/円

先々週からの分析で、当面は88円~92円のボックス圏の中で88円を試した後は、再び円安基調となってくるとしました。3月4日(木)に88.131円とボックスの下限まで下げたあとは円安基調となり、3月5日(金)は雇用統計の改善を受けて90.295.円となりました。そこで先週は、このボックスの上限をどこまでドルが試せるかとし、上値ポイントを90.971円とその上は2月19日の91.572円としました。3月8日(月)は、日銀の追加緩和策への期待から90.671円までドルが買われましたが、3月9日(火)は反落、3月10日(水)は再び日銀の追加緩和策の期待から90.815円まで買われ、その後は90円台前半でのもみあいとなりました。週末の3月12日(金)は、米の2月小売売上高が予想を上回ったことでドル買いとなり、91.078円まで上昇し、終値は90.521円でした。先週想定した上値ポイント90.971円をザラ場では抜けましたが、終値では抜けませんでした。今週は、日銀の追加の金融緩和策が発表されますが、それまでは日米金利差への思惑からドル買い・円売りの基調となります。しかし、先週からこの金融緩和期待で円安が進んできましたので日銀金融政策決定会合でインパクトのない内容でしたら材料出尽くしとなって、この2~3日のうちに円安が止まって円高基調となってもおかしくありません。

ドル/円

 

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