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リスクの少ない買ポイントとした日経平均10,000円に到達
出島 昇
柴田罫線実践教室
株式会社オルタナレッジ「柴田罫線」で分析した提供レポートです。 「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいりま…

リスクの少ない買ポイントとした日経平均10,000円に到達

2010/2/9
出島昇氏が「柴田罫線」というテクニカル分析をベースに、株式相場の分析、また今後の見通しなど幅広い情報提供をおこなってまいります。お客様の投資のヒントにお役立てください。
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先週は想定通りリバウンドして再下落

2月1日(月)の分析では、すでに10,600円を切って、この日に10,129円と一時75日移動平均線を切って終値は△6円の10,205円となったこともあり、NYダウをみると反発してもおかしくないところだが、いったん反発しても調整日柄が不足しているため、再下落となってくるとしました。そのNYダウは週始め△118ドルの10,185ドルと大幅反発し、翌日(2月2日)も△111ドルの10,296ドルと2日連続の大幅反発となりましたが、2月3日(水)は▲26ドルの10,270ドルと小反落し、2月4日(木)は▲268ドルの10,002ドルとなりました。このようなNYダウの急落を業界関係者は予想外の下げだといっておりますが、日柄調整中に2月1日(月)、2月2日(火)と大幅反発した反動という側面があります。欧州各国での財務悪化懸念とか新規失業保険申請件数が予想外に増加したためとかの理由があげられていますが、それは下げた結果を理由づけるための専門家の後解釈といえます。この時点での、NYダウの柴田罫線による分析で目先は反発しても日柄が足りず10,000ドルを割れて9,850ドル近辺を試す動きとなる可能性があるとしていましたが、2月5日(金)のNYダウは9,835ドルまで下落して大引けでは△10ドルの10,012ドルとなりました。又、日経平均の反発のタイミングをみると確率の高い日柄(変化日)として今週の先物オプションのSQ(2月12日)当日か翌週始めとしています。

今年1回目の買い場だが、個別株は下げ足りず-その背景は

1月の最初のレポートで、11,000円を試す動きであるが、この11,000円水準では、当面のピークとなる可能性が高く、その後のレポートでは10,600円を切ると12月22日の10,378円の窓埋めに動き、ここで止まらなければ10,100円水準となって買チャンスがくるとしました。その場合の前提はNYダウが10,000ドルを割る動きを想定していました。そして、先週の日経平均は前日のNYダウが9,998ドルと一時10,000ドルを割って▲268ドルの10,002ドルとなったことで、日経平均も連動し10,036円まであって大引けは▲298円の10,057円と買チャンスとしていた水準まで下げてきました。

しかし、個別株をみてみると大きくリバウンドを狙えるほど下げてきている銘柄は少なく下げ足りない状況となっています。この状況を見る限り昨年すべて成功した5回の買チャンスとは少し違っています。つまり昨年の11月27日の9,076円から今年の1月15日の10,982円までの上昇は円高一服からの多少の円安と他の主要国に比べて出遅れを背景に外国人買いが続き、主力の輸出関連株を中心に買われ、それが日経225を構成する銘柄が多いために指数が大きく上昇したといえます。指数が大きく上昇したあと高値圏でもみあいが続けば低位株が水準訂正してくるのがふつうですが、今回は1月15日に10,982円をつけるとすぐに下落となって先週末の10,000円接近となっていることになります。つまり、1,000円近い下げ幅は指数を大きく引き上げた主力株がそのまま売られて、下げてきているという単純な動きともいえます。その証拠に日経平均は1,000円近く下げたのに新安値銘柄数は先週末の2月5日(金)でわずか14にしかすぎません。昨年の11月27日(金)の9,076円をつけた時は新安値銘柄は160でした。つまり、日経平均の10,000円水準では大きなリバウンド狙いで買える銘柄は少ないといえます。それは外国人買い継続への期待とともに発表中の決算が順調なものが多く押し目買いの形となっているからといえます。

今年1回目の買チャンスを考える

1月始めから想定したように、11,000円水準で当面のピークを打ち、10,000円水準まで下げれば、リスクの少ない買い場としてきましたが、本日は10,000円をアッサリ割り込み▲105円の9,951円となりました。NYダウからみると、買いの形ができつつありますが先週末の寄り付き10,003ドル、安値9,835ドル、大引け10,012ドルは長い下ヒゲの小さな陽線となっており、これは遅かれ早かれ実体で埋めに来る確立が高い形ですので、9,800ドル水準まで下げた時が転換点に近いことになるかもしれません。その時、日経平均は9,800円水準がポイントとなります。テクニカル的には、NYダウの9,800ドル水準、日経平均の9,800円水準は一般的な調整の範囲内です。ヨーロッパ各国の財政悪化からユーロ全面安、株安となっていることが多少影響しているといえます。しかし、ここにきて日柄調整も大分進んできており、今週のSQ(2月12日)前後が1つのポイント(転換点)ということを考えています。日経平均の今日の水準からはリスクの少ない短期売買となりますが、前述したように多くの個別株が下げ足りない状況にあります。そのため銘柄の選択には慎重を要することになります。基本はすでに決算発表が行われ上方修正となったものの、相場の地合いから押し目を形成している銘柄を狙うということになります。(三井金属鬼怒川ゴム日本ソーダ東洋ゴム日産自動車いすゞ、など)又、日経平均連動銘柄で大きく下げている銘柄(野村HD東京エレクトロンファーストリテイリングなど)も効率がよいといえます。 相場には、悪材料がでている時(今回はヨーロッパの財政悪化)は下げ過ぎということが起こる場合もありますので、そうなっても慌てる必要はありません。むしろ、リスクの少ない買チャンスの確率が高まるだけです。

(指標)日経平均

先週は、2月1日(月)に一時75日移動平均線(その時点で10,162円)を切って、10,129円まで売られたものの終値は△6円の10,205円となりました。目先はNYダウがいったん反発するところにきており、そうなると日経平均も戻りを試すが、日柄調整不足で再下落となるとしました。そのNYダウは2月1日(月)、2月2日(火)と2日連続の大幅高のあと、2月4日(木)は▲268ドルの10,002ドルと急落し、週末は9,835ドルまで下げて大引けでは△10ドルの10,012ドルとなっています。日経平均も同じように2月3日(水)は10,404円と10,400円台を回復しましたが、週末(2月5日)は▲298円の10,057円と10,000円割れ寸前まで下げて終わりました。本日は欧州の財政不安と円高から一時2ヵ月ぶりに10,000円を割れ込んで、大引けは▲105円の9,951円となりました。いよいよ転換点に近づいてきています。SQ当日かSQ翌週が1つのポイントとなりますが、その前に急騰してコツンとくるケースもあります。NYダウの動きによりますが、先週末の下ヒゲ9,835ドルは実体で埋めに来る確率が高いのでそうなると日経平均は9,731円~9,862円が下値抵抗ゾーンとなります。

日経平均

(指標)NYダウ

1月19日(火)に10,729ドルと当面のピークをつけて反落し、1月22日(金)に10,172ドルで売転換が出現しました。翌週は3日ほどもみあったあと、1月29日(金)に10,067ドルと10,000ドルに接近してきましたが、2月2日(火)に目先いったん反発するところとしたように2日連続の大幅高となりましたが、日柄調整不足のため再び下落するとしていました。2月4日(木)は欧州の財政悪化からユーロが全面安となって株価も急落しアメリカでは新規失業保険申請件数が予想外に増加したことで、一時9,998ドルをつけ終値は10,002ドルでした。週末(2月5日)も雇用統計の悪化やヨーロッパ株安を受け一時9,835ドルまで下落しましたが、押し目買いが入り週の終値は10,012ドルとなりました。この2月5日のNYダウの日足は長い下ヒゲの小さな陽線となっており、これはあとで(すぐの場合もある)実体で埋めにくる確率が高い形です。底打ちも近づいていますが下値を確認できれば次の反発で大きな上昇となっていくことを想定しています。

NYダウ

(指標)ドル/円

先週の予測では、89円水準を守れるかどうかに注目となるが、ユーロが弱く、ドルと円が買われており、こういう場合はドル/円に方向感がでないので、90円をはさんだもみあいのような形になるかもしれないとしました。円に対して豪ドルやポンドは2月4日(木)、2月5日(金)には一気に売られることになりましたが、ドル/円については週前半の2月1日(月)、2月2日(火)、2月3日(水)は90円台の円安方向となり、2月4日(木)、2月5日(金)は88円台の円高となるものの、終値は89.211円と89円水準を守り、1週間を通じてみると方向感のない動きでした。このような動きは今週も続くことになります。目先は88円~91円のボックスの動きが想定されます。

ドル/円

 

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