今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは153.50円
↓下値メドは151.05円
総選挙:英国民が右翼に投票した結果、50年間で最も左寄りの政権が誕生
FRB利下げ:利下げは緩和ではなく「引締めの調整」
フランス:対GDP比政府債務112.4%はEUが定める債務残高の2倍。格下げも
中国経済:GDPが減速。輸出の伸びは国内需要の弱さをカバーするには不十分
利下げ賛成:シカゴ連銀総裁「長すぎる金利据え置きは不必要な引締めにつながる
前日の市況
10月23日(水曜)のドル/円相場の終値は152.76円。前日比1.66円の「円安」だった。
2024年213営業日目は150.99円からスタートした。朝から全く下がらず、東京時間朝につけた150.97円がこの日の安値となった。昼すぎには前日の高値(151.20円)をあっさり抜いて152円台に乗せた。米長期金利が4.26%約3ヵ月ぶりの水準に上昇したこともドル買いに弾みをつけて、東京時間夜遅くには7月31日以来となる153.19円まで円安に動いた。24時間のレンジ幅は2.21円。
米大統領選のトランプ共和党の勝利と日本の衆院選での石破自民党の苦戦の予想が伝えられるなかでFRB(米連邦準備制度理事会)の利下げ期待と日銀の利上げ期待が共に後退した。ドル/円はドル買いだけではなく円売りも同時発生して、日銀が7月31日に利上げを決定した直前の高値水準まで大きく円安が進んだ。円に関しては日銀の利上げ効果は全て消えてしまった。
来週行われる会合で、日銀が政策金利の据え置きを決定するならば、日銀の円安容認と受け取られて一段と円安が進む可能性がある。
円安の物価上昇に与える影響を日銀は警戒していて、それが7月の利上げ決定の要因でもあった。しかし仮に石破自民党が衆院選で敗北して株価が不安定になれば日銀の利上げは難しくなるだろう。
週末から来週前半のドル/円見通し サポートとレジスタンス
レジスタンス:
155.99円 07/24 H
155.22円 07/30 H
153.90円 07/31 H
153.19円 10/23 H
サポート:
150.97円 10/23 L
150.49円 10/22 L
149.09円 10/21 L
148.86円 10/16 L
ドル円短期:(高値+安値)x 1/2 =146.39円
9月15日から10月23日までのドル/円のレンジは、139.58円から153.19円。
レンジ幅は、13.61円。
高値と安値の50%(中間点)は、146.39円。現在のレートは中間点よりも「円安」。
高値と中間点の50%は、149.79円。::現在のレートはこの水準よりも「円安」。