気になるあの本をチェック!
ほったらかしで年間2000万円入ってくる 超★高配当株 投資入門
答えてくれた人
ダイヤモンド社 書籍編集局 第四編集部 斎藤順さん
著者ってどんな人?
かんちさん
1961年、三重県生まれの「元消防士」。13年前、49歳のとき、株式投資で資産2億円近くを築いたことから早期退職。それから資産を4倍に増やし、いまでは資産8億円超・年間配当金2,000万円超を達成。専業投資家として、生活費のすべてを株の配当金・株主優待でまかなう生活を送っている。
編集者から見た著者はこんな人!
投資家の父から「投資の帝王学」を受けて育ち、投資歴40年以上で保有銘柄は約600銘柄。投資初心者でもわかりやすく、判断基準が明確で再現性の高い投資手法は、個人投資家の間で定評があります。
資産が増え続けており、生活費の多くは株主優待でまかなえるため、死ぬまでに資産を使い切れないかもしれない危機感から、配当金から引き出している現在の年間生活費1,500万円を、65歳以降は2,000万円に増やすつもりとのこと。
それだけの実績を誇る個人投資家なので、長年著作の刊行を期待されてきましたが、すべて断ってきたため、本書が初の著書となります。
どんな人にオススメ?
・投資を始めたばかりの人
・老後の生活費が不安な人
・株式投資で配当金をゲットしたい人
・低リスクでお金を増やしたいと思っている人
新NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)などで株式投資を始めたばかりの初心者から、老後の生活費を少しでも増やしたい中高年層まで、株式投資に時間や手間をかけたくないけれど、なるべく低リスクでお金を増やしたいと思っている人には、うってつけの内容です。
高配当株で「自分年金」を蓄えるだけでなく、株主優待株で生活費を浮かしながら、資産を増やす方法まで学べます。
この本の、ここが読みどころ!
本書のPART3では、オススメの「高配当株+優待株ベスト36」を紹介しています。長年の投資経験から、著者が「いまならこの株がいい」と思って選んだ銘柄ばかりです。経験の浅い投資初心者でなくても、投資先の銘柄選びに迷うことがあると思います。
本書のPART1でお伝えしている「かんち式 高配当株を見つける5つのステップ」で投資先の候補を絞り込んだとしても、最後の決断をためらうケースがあるかもしれません。そこで、高配当株にプラスして株主優待を実施している優待株のなかから、具体的なオススメ銘柄を以下の4つに分類して紹介しています。
●最強の高配当株×優待株[6銘柄]
●安定の高配当株[10銘柄]
●株価上昇を期待する優待株[10銘柄](資産拡大にも少し役立つ株)
●株価上昇を期待しない優待株[10銘柄](資産拡大にはあまり役立たないものの優待が魅力的な株)
編集者の制作秘話
本書の冒頭には、折り込み付録として、「全部見せます! かんちの主力&準主力株」を掲載しています。
これは600銘柄におよぶ著者の保有銘柄のなかでも、
●主力株(投資額500万円以上)=20銘柄
●準主力株(投資額150万~500万円)=107銘柄
に絞ってリストアップしたものです。それぞれ「証券コード」「銘柄名」「業種」「保有株数」「保有理由」が掲載されています。
資産8億円超と、個人投資家としては資産規模が大きいため、高配当株や優待株以外にも、グロース株や、配当利回りはそこそこでも安定している銘柄も載っています。これらの銘柄を、著者の「保有理由」を参考にしながら一つ一つチェックするだけでも楽しく、銘柄選びの参考になると思います!