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著者の窪田 真之が解説しています。以下のリンクよりご視聴ください。
「ナスダック最高値でも日経平均上値重い。生成AIブームいつまで?」
先週の2大イベント、FOMCと日銀金融政策決定会合を無事通過
先週(営業日6月10~14日)の日経平均株価は、1週間で130円(0.3%)上昇して3万8,814円となりました。一方、先週のナスダック総合指数は、1週間で3.2%上昇して、史上最高値を更新しました。
日米の金融政策決定会合を無事通過したものの、日本株は依然として上値の重い展開が続いています。一方、米国株は強く、エヌビディア(NVDA)など生成AI関連を中心にナスダックの急騰が続いています。
日経平均・ナスダック総合指数の週次推移比較:2021年末~2024年6月14日
ナスダックが強い理由として、二つあります。
【1】エヌビディアなど生成AI関連株のブーム続く
生成AI関連の中核である米半導体大手エヌビディアが強いことを受け、生成AI関連中心にナスダック上昇が続いている。
エヌビディア株の週次推移:2022年末~2024年6月14日
【2】米景気は堅調だが9月に利下げ期待ある。つまり米景気は強過ぎず、弱過ぎず、程よい景況と捉えられている
米景気がやや強すぎて、9月利下げが実現しない可能性があることに不安があります。ただし、米景気・インフレにやや減速の兆しもあり、いずれ利下げが見込まれると考えられています。この状態が、米国株にとって居心地の良い景況となっています。