今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは157.15円
↓下値メドは155.60円
マイナス金利:安い資金の提供として始まるが、すぐに銀行と大口預金者に対する課税へと変化する
米株ブーム:今年の秋まで続く可能性高いが来年は息切れか。米大統領選がリスク
ゆうちょ銀行:日銀利上げ後も投資方針に大きな変更なし
3月BOE:8対1で据え置き決定:利上げなしは2021年9月以来
スイスフラン:SNB:6月と9月に25ずつ利下げ:年末1.00%
前日の市況
6月3日(月曜)のドル/円相場は前日比1.20円の「円高」だった。
この日発表された米国の代表的な景況感指数である製造業ISMの5月は、3カ月ぶりの低水準となる48.7に落ち込んだ。新規受注が2022年6月以来の大幅な落ち込みとなり、米製造業の頭打ちを示唆した。この結果を受けマーケットでは「米国リセッション」不安が再び頭をもたげ、米債券利回りが下がるなかでも米株価は下落した。
2024年111営業日目は157.16円からスタートしたあと、東京時間昼過ぎに高値となる157.47円まで買われた。しかしその後は売りが優勢となり欧州市場では156円台に下落した。NY市場では弱い米指標でドル売りが強まるなかで未明に156.00円を一時下抜け、155.94円まで下落してこの日の安値をつけた。終値は156.07円。24時間のレンジ幅は1.53円。
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今週の重要イベント:ユーロとスイス
今週のFX市場の重要イベントは、ECB(欧州中央銀行)の政策金利発表(6日)だ。ECBが今回利下げすることはほぼ確実とみられている。しかし問題はこの先だ。夏にUEFA欧州選手権やパリオリンピックを控えて、ユーロ圏ではインフレ率が再び上昇の兆しを見せている。6月以降は当面金利据え置きを支持するECB理事も多い。
一方で、次回以降の利下げ後ずれの可能性が高いことから、ユーロ/ドルは、米長期金利が強含むなかでも底堅く推移している。今回の会合で、ラガルドECB総裁が予想外にハト派政策見通しを披露した場合、ユーロに圧力がかかる可能性もある。
また、4日に発表されるスイスのCPI(消費者物価指数)は、通常は一級指標の扱いではないが、今回については来週にSNB(スイス中銀)の政策金利発表を控えていること、そしてキャリートレードの調達通貨としてスイスフランのショートが積み上がっていることもあって注目が集まっている。SNBが来週利下げする確率は50/50と意見が分かれている。
主要指標 終値
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