富裕層の共通点1:運用の方針(お金の働かせ方)を変えない

 資産運用を行うとは、言葉を選ばずに言えば、ある意味「今あるお金を基にもうける」ということになります。ここで言う、運用の方針(お金の働かせ方)を変えないとは、もうけ方をコロコロ変えず、いわば同じ商売を続けるということです。

開業医ご夫婦のA様の例

 開業医ご夫婦のA様は、米ドル建ての高利回り債券での運用を長年続けてきました。

 運用においては証券会社との取引で、株式や投資信託も多数保有されていましたが、A様のこだわりはこの外貨建てで高い利息収入を積み上げていくものでした。

 お金を増やすための有名な「72の法則」というものがありますが、これは複利で元本を2倍にするのに必要な利回りと年数の関係をざっくり示しています。

 例えば、年利6%で運用できれば「72÷6=12」で、約12年で元本は2倍になるイメージです。

 最近は超低金利化が進み、利回り6%の債券運用は厳しくなりましたが、数年前までは変動こそあったものの、それなりの高金利運用が可能でした。

 A様は長年米ドルを中心とした外貨資産を海外の高利回り債券で運用し、利息が貯まれば、またそれを運用に回していくということをずっとブレずに貫いてきました。

 必要がない限り、その外貨資産を日本円に戻すことはありませんから、普段の為替リスクは特に気になりません。むしろ確実に(金利)利息収入が積み上がる強みを、時間をかけて実現し、しっかりとお金を働かせているのです。

 投資する債券の銘柄については主に欧米の主要金融機関が発行する債券です。長期的な金融情勢の変化を見て、有利な銘柄に入れ替えることもあります。

 いずれにせよ、確実に資産は増えていきますので、継続された運用成果は素晴らしいものになりました。

 この辺りは詳しい担当者がサポートしてくれると心強いところですね。

 この紹介事例は、次の「同じ投資先または同じ商品を追い続ける」ということにもつながります。