今日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは151.95

 ↓下値メドは151.25 

米国債務:米国の対GDP債務がさらに上昇するおそれ。債務削減には長期的な基礎的財政収支の黒字化が必要不可欠だが、米議会はまったく逆方向に進む
株式市場:大統領選挙の年の投票日前後は株高になることが多いが、同時にボラティリティも上昇  
米利下げ:FRBが警告「市場は利下げに対して過剰な楽観主義」
FRBに苦言:FRBはソフトランディングに熱中するよりも失われた信頼を取り戻すことに専心するべき  

前日の市況

 4月2日(火曜)は、ドルが広範に下落した。イースター休暇明けの市場で月曜日ドル高に調整が入った。ドル/円は前日比0.09円の「円高」と、微調整にとどまった。

 2024年67営業日目のドル/円は、151.64円からスタートして、東京時間昼過ぎに前日の高値(151.77円)をわずかに超える151.80円まで上昇したが、夜遅くには151.46円まで下げて安値をつけた。終値は151.37円。24時間のレンジ幅は0.34円。狭いレンジ取引が続いているが、高値は3営業日連続で切り上がり、安値は4営業日で切り上がっている。

今日の見通し

 パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、3月FOMC(米連邦公開市場委員会)後の記者会見で「5月利下げもありえる」と述べた。これに対してメスター・クリーブランド連銀総裁(投票権あり)は2日、その可能性を否定した。

 今週はFRB高官の発言が多くあるが、今夜(日本時間4日午前1時10分)のパウエル議長に注目が集まる。FOMCまでは5月利下げの予想が今週の相場の材料になるだろう。次回FOMCは4月30日から5月1日に開催される。

出所:MarketSpeed FXより、楽天証券作成

主要指標 終値

出所:楽天証券作成