貸株サービスを利用するメリットとデメリット
「貸株サービス」【注】のメリットとデメリットをまとめました。
【注】楽天証券の貸株には、「貸株サービス」と「信用貸株」がありますが、今日のリポートでは「貸株サービス」に絞って、説明します。
<貸株(かしかぶ)のメリット>●お持ちの株式を、貸株に出すと、貸株金利が得られます。 <貸株のデメリット>●貸株をしたままだと、配当金や株主優待が得られません。 |
長期保有銘柄は、貸株に出して貸株金利を得た方がいい
貸株サービスとは、お客さまが保有している株を楽天証券に貸し出すことで、期間に応じた金利が受け取れるサービスです。簡単に言うと、株のレンタル料がもらえるということです。
例えば、貸株金利が年率1.0%の銘柄を200万円貸し出した場合、1年間で2万円の金利が得られます。
楽天証券は、皆さまから借り受けた株式を、機関投資家などに貸すことで、貸株金利を得ています。その中から、皆さまに、金利をお支払いしています。
2024年3月18日現在、楽天証券が貸株サービスの対象としている銘柄は、全部で4,351銘柄あります。うち、貸出金利が年率1%以上の銘柄が654銘柄あります。貸株サービスの貸出金利の下限は年率0.1%です(信用貸株では0.05%)。貸出金利は、毎週見直しています。最新の貸株金利は、以下からご覧いただけます。
日経平均やTOPIXに連動するように設計されているETFや、米国の株価指数であるS&P500種指数に連動するように設計されているETFなどにも、貸株サービスに出せるものがあります。資産形成のために、日本や米国の株価指数に連動するETFに長期投資するならば、貸株サービスに出して貸株金利を得ながら長期投資するのもよいと思います。