今日のレンジ予測
[本日のドル/円]
↑上値メドは151.30円
↓下値メドは150.35円
経済とSNS:ソーシャルメディアは情報を増幅するので経済の現実は必ずしも正しく伝わっていない
米消費:カード利用率が5カ月連続で縮小、9月はマイナス11%。低所得層の消費の縮小を示唆
米金利:FF金利はピークに達した。長期金利の上昇でこれ以上の利上げは不要に
中国景気:国慶節の中国人観光客、2019年比で4.9%増加。収入は97.5%まで回復
イタリア:伊国債利回り5%超え。財政赤字拡大で長期成長見通しに不安
市況
2023年223営業日目のドル/円は、3営業連続で上昇して、前日比0.57円の「円安」。24時間のレンジは0.78円。
11月8日(水曜)は150.30円でオープン。この日もドル/円は全く下がらず、東京時間朝につけた150.28円が安値。その後は緩やかに円安に向かい、明け方までに151円にのせると高値151.06円をつけた。終値は150.98円。
今年の高値151.70円がはっきり見えてきた。今週に入ってドル/円は1日平均0.50円のペースで円安に向かっている。今週中に152円に到達することも考えられる。もちろん、151円台後半では警戒感も出てくるだろうが、円安はファンダメンタルズに沿った動きで、そのスピードも緩やかで、財務省が為替介入をする正当な理由は見当たらない。152円に乗せてしまえば、円安はさらに加速して年末155円が見えてくるだろう。
パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は今夜、IMF(国際通貨基金)会議討論会において世界経済における金融政策をテーマに講演を行う予定で、マーケットは注目している。
レジスタンス:
151.06円(11/08)
151.65円(11/01)
151.71円(10/31)
サポート:
150.28円(11/08)
150.15円(200時間移動平均)
149.93円(11/07)
149.27円(11/06)