昨日の動向
4月13日 米ドル/円:[始値] 80.875 [高値] 81.188 [安値] 80.828 [終値] 80.889 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 106.644 [高値] 107.085 [安値] 105.722 [終値] 105.742 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 84.376 [高値] 84.794 [安値] 83.764 [終値] 83.871 ※数値はBID値です。
4月13日の外為市場はスペインやイタリア国債利回りが再び上昇したことからリスク回避の展開になりました。
東京市場ではリスク回避の流れが優勢になりました。中国GDP(市場予想8.4% 結果8.1%)の結果により中国と経済的につながりの強い豪州経済への懸念が高まったことで、豪ドルは下げ幅を広げる展開になり、中国の成長鈍化が意識されドル円・クロス円は上値が重い展開で推移しました。またドル円は、ダウ先物が軟調に推移するなか、日経平均が上昇幅を縮めたことや、米長期金利が低下したことが上値を重くしたようで、81.00円割れまで押し戻されました。
欧州市場ではスペイン債への売りが強まったことでユーロが対主要通貨で一段安。ユーロ円は一時105.73まで下落。
商品市場ではNY金やNY原油など商品市況も安く、リスク回避のパターンとなった。対円を除きドルは全面高だったうえ、クロス円は全面安となりました。
NY市場ではドル円は一時80円90銭付近まで値を下げたが81円台を回復する流れとなった。序盤売りが強まったクロス円も株価の戻りや、週末を控えたポジション調整で買い戻しが入り、ユーロ円は106円台を回復するも上値は重く、その後は手掛かり材料難となり、膠着状態となりました。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
本日は米小売売上やNY連銀製造業景況指数の発表があり注目が高まっております。
市場ではNY連銀製造業景況指数(前月比20.21 市場予想18.00)が前月比に対し若干悪化するものと予想しているものの市場予想に対し大幅に悪化しなければ景気回復基調としてドル円の下支え要因となりそうです。
想定レンジ 80.30-81.50
【ユーロ/円】
先週末にスペインの銀行によるECBからの借り入れが増加。
3月のECBからの借り入れ額は過去最大の3,163億ユーロに達し、2月の1,698億ユーロに比べ倍近くに急増したことが明らかになりました。その為リスク回避の流れが優勢となっており、下げ幅を拡大することが予想されます。
またユーロドルが1.3000を割れ込む展開になれば、ユーロ円は103円台を目指す展開になりそうです。
当面上値が重く直近のレジスタンスは106.60付近になると思われます。
想定レンジ 104.00-106.00
【豪ドル/円】
週末14日に発表された中国人民元の日中変動幅の±0.5%から±1.0%への拡大の影響が豪ドル円にも波及しそうです。そのため値動きが荒い展開が予想されます。直近のサポートラインは先週の水曜日11日に付けた安値82.47付近になると思われます。
想定レンジ 82.50-84.50
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス:81.20-81.30
サポート:80.50-80.60 80.00-80.10
【ユーロ/円】
レジスタンス:106.60-70
サポート:104.80-105.00 103.90-104.00
【豪ドル/円】
レジスタンス:84.00-84.10
サポート:83.20-83.30 82.40-82.50
※ 下記各5分足チャートは、当日 10:30 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 18:00 | (欧州)貿易収支 | 30億 | -76億 |
★★★ | 21:30 | (米)NY連銀製造業景気指数 | 18.00 | 20.21 |
★★★ | 21:30 | (米)小売売上高 | 0.3% | 1.1% |
★★ | 22:00 | (米)対米証券投資 | 400億 | 1,010億 |
★ | 23:00 | (米)企業在庫 | 0.6% | 0.7% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します
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