昨日の動向

4月12日 米ドル/円:[始値] 80.864 [高値] 81.123 [安値] 80.718 [終値] 80.868 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 105.995 [高値] 106.787 [安値] 105.950 [終値] 106.640 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 83.300 [高値] 84.543 [安値] 83.267 [終値] 84.408 ※数値はBID値です。

4月12日の外為市場は米株式相場の上昇を受けるが限定的な動きでした。

東京市場では豪雇用統計(結果:4.4万人増 前回値 -1.54万人)が強い結果だったことで、豪ドル円は83.40付近から83.80付近まで上昇しました。その後ドル円は売られるもユーロ円や豪ドル円は底堅い動きで推移しました。

欧州市場では方向性の見定めづらい展開が続きました。東京市場午後のリスクテイクの流れを引き継ぎ、ユーロ円や豪ドル円は買いが先行したが続かず。欧州株が上値が重くなったことで、ユーロ円や豪ドル円も頭を抑えられました。

NY市場では米株式市場が堅調に推移したなか、リスク選好のムードは強い状態でした。
米新規失業保険申請件数が弱かったことで、円買いやドル売りが入る場面もあり、中国第1四半期GDPが市場予想を上回るとの噂から、豪ドル/円やカナダドルといった資源国通貨に買いが入り、一時豪ドル円は84.54まで上昇、一方ドル円は売りが強く一時80.71まで下げました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
昨日はイエレンFRB副議長やダドリーNY連銀総裁によるハト派的な発言が一部の追加緩和期待に繋がりドルが売られましたが、ユーロ圏債務問題懸念からリスク回避の様相となっているため円、ドルが主要通貨に対して買われる展開となっており、ドル/円は引き続き方向感のない相場となりそうです。

想定レンジ 80.60-81.50

【ユーロ/円】
引き続きユーロ圏債務問題懸念に相場が左右されそうです。
注目は来週19、20日に開催されるG20財務相・中銀総裁会合だが、現在問題となっている国がスペイン、イタリアと規模が大きいためユーロの売り圧力は簡単にはおさまりそうにはなさそうです。
上値は106.80を抜けるようなら次のターゲットは107.50程度、下値は106円台をキープ出来なければ105.50までの下落はありそうです。

想定レンジ 106.00-106.80

【豪ドル/円】
中国の主要経済指標発表に要注目。昨晩は本日発表される指標の結果が強い内容になりそうだとの噂で事前織り込みで上昇した経緯もあるため、実際の結果が市場予想程度であれば失望売りもありそうです。
上値は84.50がやや重そうだが、抜ければ85.00が視野に入ります。
下値は昨日安値付近の83.30になりそうです。

想定レンジ 83.30-84.50

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:80.95-81.00
サポート:80.70-75 80.85-90

【ユーロ/円】
レジスタンス:106.80-85
サポート:106.30-35 106.50-55

【豪ドル/円】
レジスタンス:84.55-60
サポート:83.80-85 83.95-00

下記各5分足チャートは、当日 10:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
17:30 (英)生産者物価指数 0.5% 0.6%
★★★ 21:30 (米)消費者物価指数 0.3% 0.4%
★★★ 21:30 (米)消費者物価指数≪除食品≫ 0.2% 0.1%
★★★ 22:55 (米)ミシガン大学消費者信頼感指数 77.50 76.20
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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