昨日の動向
4月11日 米ドル/円:[始値] 80.657 [高値] 81.114 [安値] 80.567 [終値] 80.861 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 105.489 [高値] 106.668 [安値] 105.430 [終値] 105.987 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 82.688 [高値] 83.755 [安値] 82.474 [終値] 83.267 ※数値はBID値です。
4月11日の外為市場は、米株式相場の上昇を受け円買いから円売りに。
東京市場では前日からの円買いの流れを引き継いで始まり、ドル/円は一時80.60まで、ユーロ/円は105.43と直近安値を更新しました。しかし日本株が下げ止まったことで持ち直し、円売りの展開となりました。
欧州市場では円の上値が重く、直近の欧州債務問題懸念から円が買われ、ドル/円は一時80.57付近まで値を下げたものの、時間外の米株価指数先物の上昇から、円売りがやや優勢となりました。
NY市場では円買いは限定的でした。欧州・米株式相場の上昇も手伝い円売り・外貨買いの動きとなりましたが、米株式相場が引けにかけて上げ幅を縮小したこともあり、円売りも進みませんでした。
なお、ベージュブックの公表がありましたが、目立った反応はありませんでした。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】
昨日は米長期金利の上昇、米株式相場上昇によりドル/円相場が支えられたため、引き続き米国債、株式市場に注意を払いつつ本日発表される米新規失業保険申請件数で雇用面の脆弱性の確認が重要です。
想定レンジ 80.60-81.50
【ユーロ/円】
昨日、今年の3月6日の安値105.62を下回り105.43まで下げ幅を拡大した事から当面弱気相場が続きそうです。また、ユーロ/ドルは先週の金曜日から方向感なく、狭いレンジで動いているため、スペイン、イタリアを中心とした南欧諸国のソブリン債次第ではユーロドルが1.3000を下回り103台に入ることが予想されます。
想定レンジ 105.50-106.50
【豪ドル/円】
本日発表された、3月失業率は5.2%、新規雇用者数が+4.4万人と予想を大幅に上回る結果に、豪ドル円は84円手前まで上昇しました。この雇用統計の結果を踏まえて市場では、5月の利下げ観測が後退したのではとの思惑も働いているようで、この後84円をしっかり超えてくるかに注目が集まっています。
想定レンジ 83.30-84.50
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス:81.10-15
サポート:80.55-60 80.75-80
【ユーロ/円】
レジスタンス:106.35 106.65-70
サポート:105.40-45 105.80-85
【豪ドル/円】
レジスタンス:84.00
サポート:82.80-85 83.05-10
※ 下記各5分足チャートは、当日 9:30 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★★★ | 17:00 | (欧)ECB月例報告 | - | - |
★ | 17:30 | (英)貿易収支 -2月 | -77億GBP | ‐75.32億GBP |
★ | 18:00 | (欧)鉱工業生産 -2月 | -0.2% | 0.2% |
★★ | 21:30 | (米)貿易収支 -2月 | -520億USD | -526億USD |
★★ | 21:30 | (米)卸売物価コア指数 -3月 | 2.8% | 3% |
★★ | 21:30 | (米)4/7までの新規失業申請件数 | 35.5万件 | 35.7万件 |
★ | 21:30 | (加)貿易収支 -2月 | +20億CAD | +21億CAD |
★ | 21:30 | (加)新築住宅価格指数 -2月 | 0.2% | 0.1% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します