昨日の動向

4月10日 米ドル/円:[始値] 81.523 [高値] 81.856 [安値] 80.635 [終値] 80.693 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 106.839 [高値] 107.466 [安値] 105.459 [終値] 105.556 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 84.056 [高値] 84.615 [安値] 82.658 [終値] 82.691 ※数値はBID値です。

4月10日の外為市場は、日銀の金融政策据え置きを受けた円買いの展開。

東京市場では朝方、日銀の金融政策決定会合での追加金融緩和の期待から円売り・外貨買いが見られましたが、正午過ぎに政策金利と資産買い入れ等基金の規模を据え置くことが発表されると、円買いが進みました。

欧州市場では、日銀による追加金融緩和の見送りを受けた円買いの流れが引き継がれ、ドル/円は節目の81円を割り込みました。

NY市場では欧州、米国株式相場が下落したことやイタリアやスペインなどの国債利回りが上昇したことなどで、欧州債務懸念が意識されたことを受けて円買いが進み、日本時間11日朝方にはドル/円が80円65銭前後まで下落し3月7日以来の安値を更新しました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
昨日の日銀の金融政策据え置き、直近の欧州国債入札の不調、NYダウの200ドルを超える下落を受けた日経平均株価の軟調など、リスク回避傾向を受け円買いの展開が続きそうです。

想定レンジ 80.50-81.50

【ユーロ/円】
スペインやイタリア国債利回りが大幅に上昇したことなど引き続きユーロ圏債務問題が懸念され弱含みそうです。
105.50近辺をキープできないようなら105円前半への下落も視野に入ってきそうです。

想定レンジ 105.00-106.20

【豪ドル/円】
ユーロ圏債務問題への懸念の高まりは総じてリスク回避的な動きとなり、豪ドルも売り圧力が高まりそうです。83.20をキープ出来なければ、82.00も視野となりそうです。

想定レンジ 82.00-83.00

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:81.00 81.30-35
サポート:80.60

【ユーロ/円】
レジスタンス:106.00 106.50
サポート:105.40

【豪ドル/円】
レジスタンス:83.00 83.50-55
サポート:82.45-50

下記各5分足チャートは、当日 9:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
14:00 (日)日銀金融経済月報
21:15 (加)3月住宅着工件数 20万件 20.11万件
21:30 (米)輸入物価指数(前月比) 0.8% 0.4%
★★ 3:00 (米)ベージュブック公表
3:00 (米)財政収支 -1,960億$ -1,882億$

明日の予定

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 10:30 (豪)3月新規雇用者数(前月比) 6,500人 -15,400人
★★★ 10:30 (豪)3月失業率 5.3% 5.2%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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