昨日の動向

4月6日 米ドル/円:[始値] 82.308 [高値] 82.555 [安値] 81.312 [終値] 81.531 ※数値はBID値です。 ユーロ/円:[始値] 107.523 [高値] 107.822 [安値] 106.545 [終値] 106.777 ※数値はBID値です。 豪ドル/円:[始値] 84.793 [高値] 85.179 [安値] 83.676 [終値] 83.986 ※数値はBID値です。

4月6日の外為市場は、3月米雇用統計の弱い結果を受けた円買い。

東京市場では円がやや売られる展開となったが、世界の主要市場がイースター休暇で休場だったことや、3月米雇用統計を控えていたことから総じて動意の薄い展開でした。

欧州市場では3月米雇用統計の発表が近づくにつれて、強い結果への期待からか円が売られましたが、日本時間21:30に発表された3月米雇用統計で、非農業部門雇用者数が前月比12万人増と市場予想の前月比20.5万人増を大幅に下回ったことが明らかになると円買いが優勢になり、ドル/円は節目である81.50をこえて、一時81.30近くまで円が上昇しました。

NY市場では3月米雇用統計の結果を受けて円が堅調でしたが、引けにかけてはイースター休暇ということもあり、方向感のないもみ合いとなりました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】
先週の雇用統計の悪い発表を受け大きく米ドルは下がり、失望、損失確定売りが出たため次はショートポジションの買戻し調整が入る可能性があり、2月から3月15日の期間でフィボナッチを引いてみると82.60付近が当面のレジスタンスとなる模様。またサポートラインは81.00になり、それを抜けると80.60付近を目指す展開になると思います。

想定レンジ 80.80-82.60

【ユーロ/円】
雇用統計でドル売りが進みましたが、ユーロドルは上値が重くユーロを積極的に買う行動には至りませんでした。
その為依然としてユーロドルは弱い状態です。また、ユーロ円は先週で4円程大きく下げており、もしユーロドルが1.3000を割り込む展開になれば、ユーロ円は今年の3月6日に付けた安値105.62がサポートになると思います。

想定レンジ 105.60-106.80

【豪ドル/円】
資源国通貨はIMM通貨先物ポジションでカナダドル、ニュージーランドドルは買越しが増加、豪ドルは1万枚超えの買い越しが減少、また先週下げ幅を拡大した中で、83円台をキープできるかが当面の課題だと思います。
直近のサポートラインは今年の1月26日の高値82.80付近になると思います。

想定レンジ 82.80-84.30

シカゴIMM通貨先物ポジション推移

【豪ドル】
2012/04/03 (買+85,990、売-36,671、合計+49,319)  2012/03/27 (買+91,615、売-32,041、合計+59,574)  前回比:-10,255

【カナダドル】
2012/04/03 (買+57,291、売-27,804、合計+29,487)  2012/03/27 (買+53,432、売-29,695、合計+23,737)  前回比:+5,750

【ニュージーランドドル】
2012/04/03 (買+14,477、売-8,631、合計+5,846)  2012/03/27 (買+14,046、売-10,062、合計+3,984)  前回比:+1,862

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:82.30-35 82.45-50
サポート:82.00 81.80-85

【ユーロ/円】
レジスタンス:108.00 108.40
サポート:107.20 106.85-90

【豪ドル/円】
レジスタンス:84.95-00
サポート:84.30 83.95-00

下記各5分足チャートは、当日 9:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★★ 10:30 (中)3月CPI(前年比) 3.4% 3.2%
★★ 10:30 (中)3月PPI(前年比) -0.3% 0.0%
14:00 (日)3月景気ウォッチャー調査・現状判断DI 46.5 45.9
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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