昨日の動向

4月4日 米ドル/円:[始値] 82.827 [高値] 82.929 [安値] 82.088 [終値] 82.445 ※数値はBID値です。
ユーロ/円:[始値] 109.622 [高値] 109.683 [安値] 107.886 [終値] 108.341 ※数値はBID値です。
豪ドル/円:[始値] 85.539 [高値] 85.618 [安値] 84.204 [終値] 84.625 ※数値はBID値です。

4月4日の外為市場は、スペインやイタリア国債利回り上昇から、総じてリスク回避の相場。

東京市場では、前日のFOMC議事要旨を受けたドル買いの流れが引き継がれましたが、豪2月貿易収支が発表されると市場予想に反して赤字だったことを受けて豪ドル売りが進み、リスク回避目的の円買いが他通貨に広がりました。

ロンドン時間では、スペインの国債入札で利回りが大幅に上昇したことがユーロ圏の債務問題懸念を再燃させ、リスク回避の円買いが進みました。

NY時間では米ADP雇用統計が市場予想比で若干上振れしたことが6日の米3月雇用統計が強い結果になることを想起させ、期待から小反発となり、ドル円は82円台のレンジとなりました。

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日の展望

【米ドル/円】ポジション調整
ドル/円は、ユーロ圏債務問題への懸念の再燃や株価軟調からくる米中長期債利回りの上昇一服により上値を抑制されていると同時に、明日の米雇用統計を控えて積極的なポジション造成は行われにくく、82 円台前半で方向感の出にくい展開になると思われます。

想定レンジ 81.50-83.00

【ユーロ/円】
スペインやイタリア国債利回りが大幅に上昇したことも、ユーロ圏債務問題懸念の再燃を意識させ、ユーロを押下げ下落トレンドになると思われます。
108円付近を維持出来なければ106円台へ下落する可能性があります。

想定レンジ 106.50-108.50

【豪ドル/円】
対ドルで豪ドルは下落が止まらず1.0000を目指す展開へとなりそうだ。
直近の1ドルちょうど付近は昨年の12月20日で、その時の豪ドル/円は78円台となっており、84円でサポートされずに84円を抜けてしまった場合、82.50付近まで下落する可能性があります。

想定レンジ 84.00-85.00

テクニカル

【米ドル/円】
レジスタンス:82.70-75 83.00
サポート:82.00

【ユーロ/円】
レジスタンス:109.30 109.70-75
サポート:107.80-90

【豪ドル/円】
レジスタンス:85.15-20 85.50-55
サポート:84.20-25

下記各5分足チャートは、当日 9:30 現在のものです。
コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

チャート1:米ドル/円 5分足チャート

チャート2:ユーロ/円 5分足チャート

チャート3:豪ドル/円 5分足チャート

本日の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
16:15 (スイス)消費者物価指数 0.4 0.3
17:30 (英)鉱工業生産 0.3 -0.4
17:30 (英)製造業生産 0.1 0.1
19:00 (独)鉱工業生産 -0.5 1.6
★★★ 20:00 (英)英中銀金融政策決定(BOE) 0.5 0.5
20:30 (米)チャレンジャー企業人員削減数 N/A 51.7
★★★ 21:30 (米)週間新規失業保険申請件数 35.5万件 35.9万件
21:30 (米)失業保険受給総数 3.35 3.34
21:30 (加)建設許可額 3.00 -12.30
21:30 (加)雇用者数増減 10.0 -2.80
★★ 21:30 (加)失業率 7.5 7.4
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します

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