昨日の動向
4月3日 米ドル/円:[始値] 82.057[高値] 82.973[安値] 81.551[終値] 82.781
ユーロ/円:[始値] 109.338[高値] 109.790[安値] 108.658[終値] 109.554
豪ドル/円:[始値] 85.48[高値] 85.77[安値] 84.973[終値] 85.533
4月3日の外為市場は朝方の円買いに始まり、ロンドン時間のFOMC議事録公表待ちの様子見ムード、NY時間のFOMC議事録公表を受けたドル買いで取引を終える展開となりました。
東京市場では特段の材料がないにもかかわらず、ドル売り円買いが進み、一時81.50付近まで下落した。RBAの金融政策決定では大方の市場予想通り政策金利は据え置かれましたが、発表直後は85.80付近まで上昇しました。
ロンドン時間は英3月建設業PMIやユーロ圏2月PPIの発表があったものの大きな動きにはつながらず、小動きとなりました。
NY時間ではFOMC議事録公表を受け、追加緩和期待が後退したことからドルが全面高となり、ドル/円は一時83円ちょうど付近まで上昇しました。
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日の展望
【米ドル/円】ポジション調整
昨日FOMC議事録発表後に大きく戻したことから調整売りが予想されます。
また本日は、米国ADP全国雇用者数、ISM非製造業景況指数、ドラギECB総裁の記者会見など重要指標・発言が多く、ボラティリティの高い日となりそうです。
またチャートを日足で見ていくと上値が切り下がっている事もあり上値が重い展開となりそうです。
直近のレジスタンスは83.40付近と思われます。
想定レンジ 81.50-83.40
【ユーロ/円】
本日はECBの政策理事会に注目が集まっています。
景気減速安定化につき言及されるとみられユーロ円の重しとなりそうです。
またユーロドルで上値が重い展開が続いていた中、昨日大きく下げた事やユーロ円が111円台から上値が重く切り下がっていることから当面ユーロ円、ユーロドルともに上値が重い展開が予想されます。
現状108.50がサポートされており、108円割れの可能性も見えてきます。
想定レンジ 108.50-111.00
【豪ドル/円】
イースターを控えポジション調整が予想される展開となりそうです。
また85円付近でサポートされていましたが、レンジ幅が小さくなってきている事から一度85円台を抜ければ84円丁度付近まで下落する可能性があります。
想定レンジ 84.00-86.00
テクニカル
【米ドル/円】
レジスタンス:83.00-10
サポート:82.40-45 81.95-00
【ユーロ/円】
レジスタンス:109.80
サポート:109.20-25 109.00-10
【豪ドル/円】
レジスタンス:85.60-65 85.75-80
サポート:84.95-00
※ 下記各5分足チャートは、当日 9:30 現在のものです。
※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
チャート1:米ドル/円 5分足チャート
チャート2:ユーロ/円 5分足チャート
チャート3:豪ドル/円 5分足チャート
本日の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
---|---|---|---|---|
★ | 16:55 | (独)サービス業PMI【確報値】 | 51.8 | 51.8 |
★ | 17:00 | (欧)サービス業PMI【確報値】 | 48.7 | 48.7 |
★ | 17:30 | (英)サービス業PMI | 53.4 | 53.8 |
★ | 18:00 | (欧)小売売上高 (前月比) | -0.2% | +0.3% |
★ | 18:00 | (欧)小売売上高 (前年比) | -1.1% | 0.0% |
★ | 19:00 | (独)製造業受注 | 1.5% | -2.7% |
★★★ | 20:45 | (欧)ECB政策金利&声明発表 | 1% | 1% |
★★★ | 21:15 | (米)ADP全国雇用者数 | 20.6万人 | 21.6万人 |
★★ | 21:30 | (欧)ドラギECB総裁の記者会見 | - | - |
★ | 22:00 | (米)財務長官ガイドナー講演 | - | - |
★★★ | 23:00 | (米)ISM非製造業景況指数 | 56.8 | 57.3 |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します