失敗7:配当を受け取るたびに税金がかかり、ほとんど得した感がしない…
[予防策]NISAで運用ししっかり節税しよう
預金の利息と同じように、配当にも20%(国税15%、地方税5%)の税金※1がかかります。つまり10万円の配当金を受け取っても、税金を2万円差し引いて、手取りは8万円になります。納税は国民の義務とはいえ2万円は大きいし、複利効果を狙うにしても再投資額が10万円と8万円では、あとあと大きな違いになります。
しかし、譲渡益や配当が非課税になる「NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)」を活用すれば、配当を非課税で受け取ることができます。
「一般NISA」の非課税投資枠は年間120万円が上限ですが、譲渡益や配当に上限額はありません。つまり、「一般NISA」口座で受け取った配当金は、それが10万円でも、100万円でも、1,000万円でも20%の税金がかかりません。
なお「一般NISA」は2024年から「新・NISA(仮称)」に制度が変わります。譲渡益や配当が非課税になるという特典は変わりませんが仕組みが少し変わるので、「2024年から新NISAがスタート。一般NISAとつみたての合体版」などの記事を参考にしてください。
※1 2037年12月31日までは復興特別所得税が課され20.315%。